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2019年11月20日15:24

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余りPCにするつもりのなかったキャラクターでも

NPCとして頻出させてもらったりして熱が上がっているときに
それに合うハンドアウトとか出てきちゃうと
PCになっちゃいますね……。

カオスフレアではすでに実働してるんだけど。

土曜日はBoA3、私GM。真田丸分は面白いとして、軍事的な駆け引きとかはね、なかなか難しいしねーの巻き。
日曜日はBoA3、悪太郎氏GM。そういえばアンクィスさん相手ではヒメちゃんはPCやったんだったっけの巻き。




土曜日は、直近までやっていたキャンペーンで活躍したNPCの活躍を見たいフェアで
航巡丸をやっています。





まあ、
利根様パパのほかはいろいろとオリジナル配役というか、
なにしろ
BoAの世界にこそ歴史と歴史的人物がごろごろしており
ぜひBoAの中のワードでこそ大河をやっていきたくはあるので、
ほとんど西方歴1056年の公式にいるNPCばっかりでしたが、

NPCへの感傷なんかは、今回そもそもテーマではあるので
かなり見せていくこともでき、反応も良かったのですが
内情の情報が量あって、限られた時間で全体を把握してもらうのむずいんですよね
ルート次第で発覚の遅れる情報も結構あるし
その辺はどうだったのかしら、納得してもらえたかしら。

基本的には「うまくいくようにNPCが全員全力で努力している」ので、
PCも、よほどまずいことをやらない限り、マルチエンドながら大体丸く収まるようにはなってますし
実際丸く収まったのですが

それがうまくいったのかどうかは、各NPCの達成目標が時節や陣営によってちがうので、
「正解だった」かどうか、PLが受ける感触としては、
結局かなり解釈が必要という部分は、
歴史ものの常みたいなところはあるのですが……。



私も流れを覚書しておこう。

・フロウゾン家(オリジナル)、ホルハイム黎明期に活躍して強い剣を褒美に賜るが、真教の発達してない時代では判断材料がなかった、闇の強い魔剣

・フライブルク(公式)、ベルカディッツ(公式)、フロウゾン、併合戦争で闇の剣の王カーネイジとそれを振るうゲオルグ・シュローダー(公式)を見て、闇の剣の力に溺れるとヤバいということを目の当たりにし、ああいう力は絶対王家のためにならないと、その手の力を封印したり、あるいは力を削いでいくことを互いに誓う

・以後18年大した戦争が起きないので、ベルカディッツはゲオルグ含む現政権を批判し続け、フライブルクとフロウゾンは昼行燈を決め込んで戦争から離れる。

・とりわけ、フロウゾンは、自分ちの「報奨の剣」がカーネイジ由来のものなので、ゲオルグに目を付けられないように戦力を落として金だけ貢ぐ経済屋になっていく

・ブレダが興って、久しぶりに大戦争。ゲオルグの需要が再びバカ上がり。

・王座を狙うゲオルグと現王妃、「王国の危機に体制を批判する裏切り者は粛清」ムードを作るため、ブレダより先にベルカディッツを滅ぼしにかかる。

・瑕疵を見せると「ヤバいぐらい謝らなきゃいけない」環境が整ったので、フロウゾン、「戦時の国力を低下させて目立ち具合を下げるため」、あえて手違いっぽい親書をブレダに出し、発覚させ、全力で謝る体制に入る

・フロウゾンに、「フォーゲルヴァイデ家のスパイ」、”蜘蛛”である娘が嫁に入る

・彼女は普通にフロウゾンの次期当主を愛して嫁に入ってきているが、”蜘蛛”としてのうわさをあえて垂れ流しつつ入ってきたのは、「下手な動きをしないか見てますよ」というフォーゲルヴァイデのメッセージのようでいて、実はほぼ最後の仕事。身バレはこののち響かない。

・それに加えて、「フロウゾンに大昔に下賜された超強い魔剣」の捜索も兼ねている。王朝のための戦力としてフロウゾンの次期当主に持たせようと思っているが、それは「今後、フォーゲルヴァイデに目を付けられ、ブレダやエステルランド・ゲオルグ個人との関係を操作するための手札」として持たせたいのであり、単に戦場に行ってほしいわけではない。

・フロウゾン現当主は、「最前線からちょっとずれたところにある川沿いの領地」を全力(自領に痛みがある形)で長期防衛するので許してくださいのポーズをとり、ゲオルグ等が戦争する最前線にはむしろいかないというか「栄誉を得られない」立ち位置に収まったので、ベルカディッツを強硬に滅ぼしたゲオルグに対抗する逆ロビー活動(ちょっと逆らったのでひどい目にあっているという凡例になる)ををしつつ、ブレダとの共倒れを狙ってゆっくり動いていきたい。

・伝わる魔剣については、王からの栄誉の賜りものだから伝えていかなきゃいけないし、でも使うわけにはいかないので封印を決め込みたい

・フロウゾン次期当主、若造らしくもっと栄光を求めたかったのだが、18年平和だったエステルランドでは見られなかった小汚い武将たちの立ち回りを目の当たりにしつつ、自分なりの「当主」の在り方をちょっと身に着けていく

・しかして、奥さんの手引きで「封じられてたヤバイ剣」に接触してしまい、その声にこたえて封印を解き、戦場に向かって派手に活躍するぞ!といい始めてしまう

・のだけど、単に力に溺れたわけではなく、「剣の声」を聞いて、ちょっと叶えてあげたくなったに過ぎない(それを誘いに乗ったということはできるが)。つまりは、「騎士家の家に、王から賜った剣が、使われもせず、主(この場合は魔剣の親玉カーネイジ)のもとに参じることもできずにいる無念」を聞いて、「使われるもの、道具、部下」といったものの”声”として、剣の訴えを聞き届けたくなったのである。

・だが、ヤバイ剣なことに変わりはない。ゲオルグがヤバいことも直近の戦争で知った。「この剣を本当にブレダとの戦争の最前線に連れていくわけにはいかない」。

・そこに、「ゲオルグと魔剣の活躍がヤバい」ことを目の当たりにしているPCたちが集っている。ので、
「無茶なことを言いながら出撃すると、派手にドンパチしながら止めてもらえる」。

・「魔剣」の生涯を「奇跡が飛び交うほどの戦場」で終わらせつつ、戦力を失うことでそれ以上の「最前線」にいけなくなる理由ができつつ、エステルランドへの忠誠を見せつつ。
自分が「イキって戦争に飛び出そうとする」道化になると、いろいろ丸く収まる、ということがあるんだな、と結論付ける。

・奥さん的には、これで止めてもらっても、たとえ旦那が死んでも、PCたちに勝ってしまって闇におちてゲオルグと肩と並べて殺戮を尽くすモノになったとしても、妻として普通についていけばいいし、フォーゲルヴァイデの得になるように、フロウゾンの存続が成るように、全部のために動くことはできる。


・結果、「フロウゾンは家宝と次期党首の命を懸けて戦い」「ブレダへの寝返り問題は潔白とされ」「魔剣はPCの手によって破壊され」「しかし、国力を疲弊させながらもその戦線は守り通し」といったことを全体的に成立させることに成功しました



ということだったね。



PCが一人、エステルランド側の武闘派武将だったのだけど
スイっとブレダに寝返るなんてこと言いだしたので面白かった。
フロウゾン当主の中の草刈正雄が「しめたぁっ!」って叫んだわ。
だって、そこの侵攻止める戦争してれば大義名分たつもの。完全に出来試合する打合せするよね。

おかげさんで、うちの魔剣も「そのPCの侵攻を止めるために最後まで役に立った魔剣」として語れるものになったし。



まあ、各国の思惑もそうだけど
それ以上にやっぱり「公式の歴史」を目の当たりにしてもらうということもBoAでこそできる遊びではありますし、
「その時代に暮らしていたこの年代の人々はどんな人生を送ってきたんだろうね」が想像しやすくなっただろうことはやっぱりあるので
その辺が伝わってればさいわいだな。


そう、現在40歳くらいの、38年併合戦争を経験した世代の人の、その後18年の平和と
30歳くらいで平和な時代に幼少期を過ごした世代の人の、56年ツェルコン戦役に感じる衝撃と、
10台の「ドンピシャツェルコン戦役〜ブレーデル戦争」のニュースをずっと聞きながら育った世代と

多分、
命や戦争、勝利の栄光に対するイメージの違いとかね、
結構あると思うんでね。


PCやるとき、その人が現在生きている生活を想像することは易いんですが、
「自分のPCが〇才だった時、世の中こうだった」をさかのぼって考えると、価値観の構築には大変役に立つと思うのですが、
まさにエピック的な遊びを、年表を用いてやっていけるあたり、BoAは(特に3版は)特色を求めることができると思うのですねー。




日曜日も、奇しくも魔剣に人が操られるお話。
あるいは、魔剣を振るうために育てられる人のお話。

だったので、
縁を感じちゃって、
ちょっと前から考えていた「聖痕者でも何でもないし一線を息子に譲った騎士が、何の因果か巡ってきた主我魔器の力で一時的に聖痕者としての働きというか宿命を背負ってしまう」みたいな形で
フロウゾンの当主、隻眼の天竜ヒメちゃんをPCとして実働してみることに。




なにしろ、

古い魔剣に操られたものに、PCが闇討ちされかけるが、
それを助けてくれた剣士もまた、邪悪な剣を倒すために作られた対となる剣と、それを持ち、自我を明け渡して、振るうために代々当主を育てている一族の娘(消耗品)


なんてお話で、

あげく

邪剣は邪剣で、自身を進化させ続けるという目的のため、
こちらもよりによってカーネイジのかけらを自身と融合するみたいな手段をとっており、
当初、対剣がそれを壊すために予定していた方法は通用しない可能性が出てきていて……



人が振るっちゃいけねえ魔剣を持つ者と、カーネイジと、
自分の働きを全うすることに腐心するばかりの「剣」たちの意思と聞くと
直前の自分ちの話をやっぱりほうふつとしてしまう。


ので
直前日にボスデータとしてデータはそろっているし
あとはエピックルールなど悪用しつつ経験点の計算は後日ということで(多分そのくらいはある)
ざくっと登場してしまいます。



お久しぶりにいらっしゃったアンクィスさんは「対剣使い」の少女と知り合う役目でしたが
OP過ぎたらもう完全に彼女は意識を「対剣」に乗っ取られていたので
そのまま彼女を消耗品として失うわけにもいかず
どうしていこうかというところだったのですが、

しかし、彼女の職務を果たさせないと、「剣」が生まれた意味もまた果たせなくなってしまう。

まあ、人命というか「転生に必要な魂そのもの」を燃料としてぶっ放すような手段が考えられていたので、
基本的にはその辺は論外なんですが、
あの剣にちょっとでも役目を果たさせる方法はあったんだろうか……?



別の手段は実際に見つかります。

「一にして万の剣」と呼ばれた邪剣は、
自分の分身を無数に生み出し、犠牲者の手に取らせて子飼いの戦士を延々生み出し続けられるのですが、

これをかなり古くからやっており、
そうして生み出された魔剣の中には自我をもって独立している者もいるそうで、

そうした独立した剣は、「対剣」ほどでないにしろ、
「万」の自分全てを「万」の刃で傷つけられるので、
真の死に届きうるのだというお話。


さて、
そうした剣がどこかにあるかというと、
「意外と身近なところにある」なんてワードが出ても来るんですが、


身近も身近、
「一にして万の剣」とは、




領地特性「傭兵団」でとれるトループのうち、魔剣主我トループ。
奇跡は微妙だが特技の強力なディアボルスの、
特技だけを協調行動でとってこれちゃう、誰でもお手軽に強くなれちゃう「どこにでもある無数の剣」。




あっそうね……
あれヤバいよね……


GMの持ちPCなんかにもお持ちの方がいらっしゃる(というか彼が界隈のパイオニア)なので、
そちらに行って貸し出していただく感じになります。



わたしもね、
「元力:凍」が便利すぎてみんなとるよねの理由になりそうな
「凍の丘は血統量産のための非倫理性が高いヤバイ丘」みたいな設定つけちゃったりしますけど
こういうデータ運用事情からシナリオつくるのもちょっと面白いですよね。



対剣さんにはその仕事を全うはさせてあげられなかったのだけど、
「倒さなければならない敵」の消滅によって、彼自身も役目を終え、消えていくというときに
結果オーライだ
と言ってはもらえましたので、
嘘かもしれませんが、
その嘘を真実であるように背負うのもまあ、騎士とかの仕事です。



アンクィスさんにはそういえば
フロウゾンの当主ヒメちゃんにもカオスフレアではあっているし
やっと思い出したが、その息子の美少年剣士には何回か前のバレンタイン回で同席していたのだった。
大体手の内がバレてきている。ばらしていきたい。
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