「蜜蜂と遠雷」とドビュッシーの「月の光」

映画「蜜蜂と遠雷」で印象に残っているひとつ。
輝いている月を見て塵（鈴鹿央士：すずかおうじ）が
ドビュッシーの「月の光」を弾き始め、
メドレー形式で「イッツ・オンリー・ア・ペーパー・ムーン」
〜ベートーヴェン「月光」と亜夜（松岡茉優（まゆ））との連弾が続く。

特にドビュッシーの「月の光」の素晴らしさを思わずにはいられなかった。
この世にはたくさんの名曲があるが、「月の光」の存在は魔法みたいに思える。
その曲をいつ知ったのかは分からないが、これまで多くの映画に使われている。
Clair de Lune de Debussy au cinemaでは
実際に使われたシーンが登場、2分40秒で以下の9作が観られる。
つぐない(2007)
トワイライト〜初恋(2008)
百万人の音楽(1944)
トウキョウソナタ(2008)
セブン・イヤーズ・イン・チベット(1997)
恋のためらい/フランキーとジョニー(1991)
青いパパイヤの香り(1993)
黄色い星の子供たち(2010)
オーシャンズ11(2001)
https://www.youtube.com/watch?v=Gzai05MlFz8

「百万人の音楽」以外は観たことがある。
それ以外の観たことがある主な引用作は
ファンタジア（1940）ジャイアンツ（1956）
そして船は行く（1983）ライト・スタッフ（1983）
アブラハム渓谷（1983）ゲーム（1997）
死者の学園祭（2000）ざわざわ下北沢（2000）
リリイ・シュシュのすべて（2000）
ダージリン急行（2007）オーシャンズ13（2007）
猿の惑星 創世記（2011）ツレがうつになりまして（2011）
アメリカン・ハッスル（2013）楽隊のうさぎ（2013）

これまで一番印象に残っているのは
黒沢清監督の最高傑作だと思う「トウキョウソナタ」。
そのラストに登場するのがこのシーン。
本編を観ていなければ、感動的だとは思えないかも知れないが。
https://www.youtube.com/watch?v=UNdJQe13h_o

作曲家ドビュッシー自身が弾く「月の光」
https://www.youtube.com/watch?v=Yri2JNhyG4k