本日の一曲第15弾、満を持して登場　松田聖子

かなり以前に書いたものである。
前回の中森明菜編をアップした直後に披露するつもりが、愛娘沙也加ちゃんの悲報でアップを憚っていたもの。
沙也加ちゃんの追悼の意も込めてアップしよう。

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明菜を取り上げた以上、聖子を取り上げねば片手落ちというもの、

時は大学時代、世代的に青春の象徴であった松田聖子。
彼女を語らせれば、それこそ卒論にもなってしまうほどだが、本日の一曲として挙げたいのは、アルバム「North Wind」に収録されている曲「North Wind」。
つまり、本曲がアルバムの題名になっている代表曲である。

https://youtu.be/gD1wux8ILLM

松田聖子が有する夥しい持ち歌のなかには数多くの名曲があるが、その中で、ファンでもなければ大して認知もされていない本曲をピックアップしたのは、ひとえに歌詞が好きだから。
というか、当時の自分の姿そのものの歌詞、、、と勝手に思ってるから。

だから、名曲紹介ではなく、ただの独りよがりの思い込みにお付き合いいただいてるだけである、

と、まあ、それはさておき。
このアルバム「North Wind 」は彼女のデビューしてからまだ2枚目のアルバム。
冬の歌ばかり、全10曲が収録されている。
歌唱は未だ未熟ながら、初々しさ爆発、伸びやかな発声に将来の歌姫の片鱗が窺われる。

そのアルバムの3曲目が「North Wind」で、その歌詞は以下の通り。


陽ざしを背中に受けた時
思わずあなたが好きと言えたのよ
あなたは私にふり向いては
何か言ったかいと涼しい顔なの
いいのいいのそんなところも
好きになった原因だから
さっきの映画の話の
そうよ続き話していいわ
あなたは凛々しいノースウィンドみたいよ
まっすぐに進んで私をさらうの

花屋のおじさん笑いかければ
すぐにもおどけて真似してみせるの
二人はそうです、どう見たって
恋人同志なんてムードになれない
いいのいいのそんなところも
もっと好きな原因だから
得意のいつものお店に
熱いコーヒー飲みに行きましょ
あなたは激しいノースウィンドみたいよ
ひとつのところに止まっていないの
止まっていないの
止まっていないの


恥ずかしげもなく言わせてもらえば、この歌詞の中の「彼氏」の行動態様は、大学時代の小生そのもの。

「ひとつのところに止まっていないの」

これこそ「我の本質」であって、すなわち、精神年齢が小学生。
というか、今もそうなので、ヨメには多動性障害と看破されている。

ただ、残念なのは、歌詞の中の「彼氏」が紅顔の美少年なら絵になるところ、当方では大きくビジュアル負けしているところ。
ゆえに、「彼氏」の特性自体には共感はあっても、それが歌詞のような微笑ましい実体験に繋がっていない。

願わくば、北風のようになって「彼女」をヤキモキさせてみたかったものだ。
、、、などと、還暦爺いが言うては気持ち悪いだけだわな。