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2020年01月27日13:00

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判断根拠に対する丁寧な説明を求む

■洲本5人殺害、一審の死刑破棄し無期懲役判決 大阪高裁
(朝日新聞デジタル - 01月27日 10:37)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=5950337

この高裁の裁判長の判断に対しては、評価も批判も留保しておこう。評価するだけの材料が乏しすぎる。

が、いやしくも複数の裁判員が事件に真摯に向き合い、国民レベルの良識と社会通念に基づき、それこそ寝食も忘れ真剣に考えて至った判断。
これを、一人の法律のエキスパートが覆すのならば、もっと丁寧な説明があるべき。

判旨を読めば相応の判断根拠は分かるが、それではまったくの説明不足。
「統合失調症だから」だけでは説明になっていない。
一般裁判員たちの判断過程と裁判長のそれとを並べて、どこにどのような思考の違いがあるのか、裁判員たちの判断に至る認識のどの点に誤謬や見識不足、知見の甘さがあるのか。
そこがしっかりと説明されない限り、裁判員制度に対する国民の納得感は得られまい。

「ならは、難しい試験をパスした人たちだけで勝手に決めたら?」
そんな反応が湧き上がるのは当然であって、これでは、そもそもの裁判員制度の導入趣旨の基盤を失う。

これは、マスコミにも大いに責任がある。
本件に限らず、「裁判員制度における国民目線の判断」と「法律の専門家の認識」とは、どこにどのような違いやズレがあるのか、徹底討論の番組でも企画したらどうなのか。
視聴率受けするお笑い芸人や軽薄なタレントを集めてはクイズやトーク番組ばかりに腐心してるんじゃないよ。

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