もののふ たり。

■マスク＝白の時代はもう終了!?堅実女子が黒マスクを選ぶ理由とは？
(Suits-woman.jp - 11月29日 08:00)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=211&from=diary&id=5882824

どれも真っ当な理由。
こう言われては、返す言葉もない。
たとえ、
「表情を隠しておきたい。表情から心中を読ませたくない」
というのが本音の理由でも。

実際、議論の相手に、まして抗議を主張した相手に、マスクで表情を隠したまま応接されると、なにやら不愉快・不誠実を感じるもの。
どうして不愉快なのだ？と問われても、感じるものだからしょうがない。

たぶん、言葉のみならず表情そのものも相手からの返答の表白と感受するところ、それを意図的に秘匿することで「容易に回答など与えない」との意中を感じ取ってしまうからなのではないか。

クレームを申し出ている相手が能面をつけたまま聴いている様子を想像すれば、心中なにを考えているか分からぬ雰囲気に苛立ちも募ろうもの。

ところが。
能面ならぬマスクの場合、ここに挙がった理由を言われれば返す言葉がないわけだ。
「お客さまの面前で何度も咳などをしてはご迷惑と存じまして」
などと、より巧妙な言い方もある。

それでも、我が竹馬の友は敢然と言い放つのである。
相手がコンビニの店長だろうと、大手企業の苦情担当であろうと、はたまた公権力たる警官であろうと。

「無礼者！マスクをとれい」

そう、相手は無礼者なのである。
あっぱれである。
もののふなのである。