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2019年09月18日15:00

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ブロガーK氏の知恵

■会社に嫌われる50代のシビアな現実。評価も給与も下がる一方で…
(日刊SPA! - 09月17日 16:22)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=81&from=diary&id=5791604


今、小生がイチオシの競馬ブロガーK氏。
あれこれ競馬四方山話から馬券予想まで、自身のブログで披露してくれるんだが、実はそれよりも競馬と関係のない脱線話のほうが面白い。
抱腹絶倒の語りで世相をなで切ってくれるから、そこんとこがお気に入りなんだけど、そのK氏がこう語っておられた。

「社会的弱者ほど憂き目に遭う世の中を、したたかに生き延びていくには、収入口の財布を複数持っておくことだ」

よくある副業のことかという気もするが、どれが本業でどれが副業だか判然としないほど、稼ぎ口を均等に分散させるのがコツのようだ。

K氏自身は、もともと大手の一部上場企業の正社員だったらしい。
よくある組織不適応者のレッテルを貼られ早々に辞表を叩きつけると、別企業への再就職には目もくれず、心理カウンセラーの資格を取られた。
が、「主観と客観がズレまくった勘違い脳の人の話を長々と聴かされるのはただの苦痛」などと、カウンセラーにはあるまじき不真面目な言葉を吐く御仁だから、まあ、本業失格である。
でも、そんなんでも奇特な客がつき、一応の収入口にはなっているらしい。

K氏のもうひとつの顔が、小生が彼を知るきっかけとなった競馬ブロガーであり、アフィリエイターである。
自分の予想を「note」というアプリツールに載せて販売、ブログに貼るアフィリエイト収入と合わせて、かなりの実入りになってるようだ。
いつ炎上して撤退しても構わない、そんなつもりで営んでいるみたいだ。

そして、パチスロの手練れでもある。
これを収入口のひとつに数えていいのかという気もするが、競馬よりも確実に儲かるのだと言う。
若い頃、年に100万円は水泡にしていた小生には信じられない話だが、「出ない台は人に打たせ、店が恣意的に流れを変えたそのタイミングを掴んで、それまで人に空打ちさせてた台で挑む」という性格の悪さに徹すれば、長期的に絶対に負けない、などと言う。

そんな無頼な生き方をしているように見えるK氏が、リーマンとして雇われるメリットを力説するから、逆に説得力が増す。
その主旨は社会福祉の諸制度を利用し倒せ!というもの。
けっしてリーマンとして会社に随身隷属し、そこでの仕事だけに傾倒しない。不満が出たらサッサと辞めて別会社に寄生すればいいのだと、あっけらかん。
だから、彼は今もどこぞの会社の契約社員でもある。
つまり4つ目の収入口である。
自ら望んでの契約社員の身分。いつでも別の会社の契約社員に乗り移れるよう、仕事のフットワークを軽くしている。

「会社は従属して労働奉仕するところではない、自分に都合の良いように利用するところ」
こんな考えに徹していられるのも、収入口を複数持って、ひとつが潰れても路頭に迷わないようにしているからだ。
そう豪語されても、小生など感心してうなづくばかりである。

確かに高邁な理想だとか志だとかは、これっぽっちも見当たらない。
が、世知辛い世の中を泳ぎ渡る知恵を体現する者がK氏なのかもしれない。
「50代リーマンの悲哀」を書いた本記事から、顔も知らぬK氏の相貌の輪郭が浮かび上がったような気がした。

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