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2019年07月10日23:07

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純粋に法律事案として眺むれば

■「今後の被害を一つでも防ぎたい」小金井ストーカー事件、冨田真由さんが都など提訴
(弁護士ドットコム - 07月10日 18:51)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=149&from=diary&id=5700669

興味深いケーススタディといえようか。
所属事務所や犯人本人を相手にするとともに、「警察を管轄する都」に対しての提訴である点において、である。

被害者が事前に警察に身辺警護を願い出たとき、警察側はいかなる応対、応答をしたのであろうか。

「はいはい、わかりましたよ」と適当にあしらって、まるで無策・無作為のまま被害に至らしめたという場合と、「特定個人を警護するには制約もあり限界もある。まずは公演を延期したほうがよい」と多少の助言もした上での被害の場合とでは、まったく様相も異なろう。

一方的に前者の場合であったというのが、被害者側の申し立てか。
が、立証は難しい。
警察(管轄する都)側にも抗弁の材料はいろいろあるだろうし、なにより危険を承知しながら犯人を挑発せしめる派手な公演活動を自重しなかった点は、裁判官の心証を好ましからざる方向へ引っ張るかもしれない。

お嬢さんには心から気の毒に思うものの、損害賠償を、しかも7千万円もの高額な損賠を勝ち得ることは、かなり難しかろう。

ところで話の本質ではないが、もしも上手く警察の非が認められて100万ほどでも賠償命令が下されたとしたら。
警察(都)は、この最も怪しからん犯人に賠償額を求償するのであろうか。
純粋な民事であれば当たり前の求償が、この場合どうなのだろうか。

前例はいくらでもあったはず。
しかるに事の結末まで聞こえてきた試しはない。
報道はここまで追ってほしい。

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