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2019年03月11日15:05

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怒りもて「空襲」なる語を定義する

東京大空襲から74年、慰霊法要
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=5531948

東日本大震災追悼の日は、学校でも企業でも、国民こぞって災禍に思いを致し、手を合わせるのだが、昨日10日は、かの東京大空襲の日でもあった。
74年を数えるのだそうだ。

「空襲」の定義とは?、と、広辞苑や百科事典などをめくってみると、
「航空機による地(海)上目標の攻撃」
だって。

そうじゃないだろ。
オレが書き直してやる。

「空から無辜の民の頭上に故意に爆弾を投下して、罪なき人間を殺戮し破壊を尽くす悪辣極まる行為」

攻撃目標とするのは敵基地の場合だってあるし、必ずしも人身ではないのだから、この定義はちょっとぉ、、、なんて賢しらげなツッコミは聴く耳持たないよ。
被弾して廃墟に晒された死体、足を失いながらのたうち回る無辜の民。
それをちょっとでも脳裏に浮かべれば、とてもそんな冷淡な定義をシラっと口にする気にはなれないでしょ。

今も中東辺りじゃ、敵基地を叩くとか言って空爆して、多くの無辜の民が被害に巻き込まれるが、それを非人道的行為と非難するのは当たり前の世界共通の価値観。

「決して一般市民を的にしてのものでなく、心ならずも巻き添えにしてしまったもの、しかも数人程度の規模」
であっても、許されぬ蛮行として轟々たる非難があがる。それが当たり前の世界の認識だ。

況んや、東京大空襲。
B29の操縦士たちが、たとえ軍司令部からの命令に従わざるを得なかったにせよ、意図的に逃げまどう東京市民を的に殺害行為を行い、その規模たるや累々たる10万人。
まさしく悪鬼羅刹の所業としか言いようがないではないか。

そんな10万人を殺すような爆撃を指揮したカーティス・ルメイという男は、戦後、航空自衛隊創設に携わったという功績で、勲章までもらったということだ。
勲一等旭日大綬章、すなわち日本政府が授けたというから唖然である。
いったい、狂人が狂人を讃える話か。
今は昔とはいえ、おぞましき価値観の倒錯であろうか。

さても、今できることは、非業の死を遂げ泉下に眠る人々の御霊に手を合わせることしかない。

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