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2018年12月29日18:19

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戯れ言だよ、戯れ言。

■2位は綾瀬はるか『ぎぼむす』。今年面白かったドラマランキング
(女子SPA! - 12月29日 16:02)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=156&from=diary&id=5439261

「リーガル・ハイ」という他愛のない弁護士ドラマがある。2018年の作品なのかは知らぬが、レンタルで初めて見つけたのがつい先頃だから、私にとっては2018年のドラマなのだ。

第1巻の冒頭、新米女弁護士が電車の中で、ヒッピー風の男と
「お年寄りに席をゆずりなさいよ」
「その必要はない」
と舌戦を展開するシーンが、なかなか面白かった。
「席を譲ってあげなさいよ」と正義感いっぱいに食ってかかった女弁護士が、ヒッピー男に完膚なきまで言いくるめられて完敗するのだが、このくだらない論戦だけが、このドラマで一番面白かったところだ。

正義感に燃える新米女弁護士を、二の句も告げなくさせたこのヒッピー男が、その後ドラマの準主役を張る異能の不敗弁護士(堺雅人が演じてる)なのだが、オレならさらに反論を重ねることができたぜ、なんて思って観ていた。

屁理屈で大人たちを言い負かすのを誉れとするような可愛げのない悪ガキだったから、こんなのは得意なのだ。
口論して勝てないのはカミさんと92歳の叔母だけ。
理屈を屁とも思わないオンナは最強だ。
だから、今では私、なにより平穏、静謐を旨として生きている。

話の脱線ついでに。
昔、文章を書けるようになるコツを聞かれて。
「頭の中で口喧嘩しなされ」
と答えてたな。
「口喧嘩になった相手を、理屈で屈服させるにはどう話法を展開させるか、頭の中で話法を組み立ててみるのだよ。
例えばだ。歩きながら登って行くエスカレーターの右側に悠然と立っていたとき、後ろから
「おい、こっち側に乗ったなら歩けよ」と言われたとする。いや、こんなことを言う人は滅多にいないから、頭の中の妄想だよ。
オレなら「たわけい!」と大喝して、「そもそもエスカレーターとは、手すりにつかまり止まって乗ることを想定して造られているものだ」と続ける。「じゃあ、左側に乗ればいいだろ!」と当然の反論が予想される。さて、なんと返すか。冷静沈着に反論を組み立ててごらん。これを文章に落とすのだ。」

なるほどお〜。と言ったか言わないかは定かじゃないが、相手は一応の感心顔。

で、ほんとにそんなことを考えながらオレは街を歩いているのかと言えば、そんなわきゃない。
ちょっとした戯れ言。
いくつになっても悪ガキなのかしらん、おいらは。

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