金子光晴全集

最近「金子光晴」研究、
始めた

高校生になって初めて付き合った人が
くれたのが「若葉のうた」。
金子の初孫若葉ちゃんへの
溺愛ぶりが詰まった晩年の詩集だ。

耽美主義で反骨精神、反戦主義
晩年はエロ爺さんなど
名高い金子光晴が
ついに孫ボケかと言われたものだが(^^)

もちろん私は孫ボケの詩集が
良かったのではなく
その文体に惹かれて好きになったんよ。

その彼とは程なく別れたけど
金子光晴はずっと好きで
詩集や自伝など読み続けたし、

ランボーの翻訳をした、と知ると
堀口大学ではなく金子光晴の訳を
わざわざ取り寄せたりした。

後に古本屋で見つけた
金子光晴全集は、
全15巻揃いで大人買いした。
値段は忘れた。
数万円はしただろう。

だけど詩集というものは
軽く持ち歩くもので
時々どこからでも読めるのが
いいところだ。

全集を買ったことは
とても満足したが
ほとんど読まずに
本棚のお飾りに

このステイホームの間
絵はだいぶ描いたが
香川に送ったことで、
一旦気が抜けたんで、

この全集を読んでみよう、と
思ったわけである。

この続きはまた次回。