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2021年07月15日15:47

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テレビドラマ「緊急取調室」賛

私の生まれたのは1969年。

合衆国では公民権運動の時代、
6月28日にはストーンウォールの暴動が有った年。
日本では学生運動の時代、1月に安田講堂事件が起きている。



私にとって日本は今も「安心して暮らせる町」と言い切れない。

私はXジェンダーを自認している。
身体的には女性として生まれて育っているが、
自分の性別を女性と感じてはいない。

女性として生まれて、男性として生きていきたい人のことは
トランスジェンダーと呼ぶ。
私はトランスつまり移行したいわけではないので、
現状のままXジェンダー、というわけだ。

日本では、LGBTとかLGBTQという言葉は知られてきているようではあるが、
まだまだ言葉ばかりで、実感をもったものにはなっていないと思う。

先日、奇跡について書いた。
奇跡を信じない者は、たとえ奇跡が起きていてもそれを奇跡と捉えないので、
そういう人には奇跡は起こり得ない。
同じことが言える。
身近にLGBTがいないから実感できない、と言うのであれば、
それはいないと思っているからいても見えないだけのことだ。
実際、私は「LGBTの人なんて見たことない」と面と向かって言われたことが
何度も有る。

「いない者」として扱われるということは、どういうことか。
社会的ネグレクトである。
私が希望を持って生きるための環境や法律が日本には整備されていない。
そういう思いが、ずっと有る。
十代の頃から有る。



緊急事案対応取調班(通称・キントリ)は
捜査にも出て、確信を持つと、取り調べて自白に持ち込みたくて仕方なくなる。
凶悪事件を解決しようという熱意を深く持っている。

天海祐希さん演じるところの真壁警部補は
「丸裸にしてやります!」と熱意が行き過ぎた感情になりがちだが、
周囲のベテランたちのサポートも有って、被疑者は最後には落ちる。
あーんしん。

2014年だかに始まって、今期は第4シーズンとなる人気番組である。

初回である先週のゲスト出演者は桃井かおりさんである。
ごごご豪華
桃井が演じるのは、元過激派の活動家である。
当時、国会議事堂の前で機動隊と学生運動家の衝突を止めた演説が
”無血の7分間”と呼ばれ伝説となっているという。

その元活動家がハイジャックを起こす。
その飛行機に真壁は乗り合わせている。
わーい。もってこい!

「注目せよ。」
機内のマイクを奪って、元活動家は演説を始める。
「当機は国民青年派の統制下にある。君たちは革命の同行者となった。
昭和、平成、令和と、日本は腐った政治のせいで瀕死の状態に陥っている。
君たちは分かっているのか。
こうして飛行機に乗って旅に出る人間がいる一方で、
仕事も無く、金も無く、ひとりみじめに死んでいく者がいることを。
老いたる父、母、病んだ子供たちを抱え、
明日が来ないことを願う者がいるという現実。
目を閉じて、自分自身に問いかけて欲しい。

日本は、このままでいいのか!
今こそ我々が変える時じゃないのか!」

真壁警部補は
「え?タイムマシーン?」と心の声をもらす。

ああでも私はいつも社会に対して疑問が有るので、
全く時代錯誤とは思わなかった。



本日(7月15日)19時まで配信中。
https://tver.jp/corner/f0078140



トランプゲームの「大貧民」みたいに、
最弱の3のカードが4枚揃ったら「革命」を起こせるか。
弱者も4枚揃えば社会をひっくり返せるってか。



金管アンサンブルで集まった三十代前半4人に向かって話した。

年長者として話すのは偉そうでイヤなので言わずにきたのですが、
メンバーの一人が出産して親になるということなので、最後のチャンスなので言います。
五十歳くらいまで生活してきて、親の言っていたことは大体間違いだ
って分かってきました。
だから、親の言うことなんて、信じちゃダメ。
自分で考えて、新しい価値観を作ってください。
って、親世代の私が言うのだから、信じるかどうかはあなた次第だけど。
上の世代の言うことに従っていたら、進歩は無い。
新しい世代が新しい価値観を作ってこそ、
人間という種が繁殖すること、次の世代を産んで種として存続していくことに
意味が有る。



あの激動の時代を体験した団塊の世代には、
冥途の土産にもうひと暴れして欲しいもんだ。
安穏な老後なんか過ごすんじゃなくてさ。
まだ体力の有る今のうちに、
社会を変えるっていうことを見せてくれよ!

と、けっこう本気で思っている。
なかなかに他人任せである。
いや私だって活動していた時も有ったから許してちょんまげ



1969年の今日、
母は陣痛のためナースコールを押したが、
ははのんきだね、看護師さんたちはアポロ11号打ち上げを見たくて
テレビにかじり付いていて、なかなか気付いてくれなかったという。
多分、大袈裟にした話だろうけれど。

52歳になりました。オギャアアアア!!!
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