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2021年03月01日09:20

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おいしい弁当

おいしい弁当を食べた。
格別にうまかった。
ひとにご馳走してもらったから、というのが理由ではなく、
午前中に肉体労働していたから、というのが理由でもなく、
その弁当がとてもおいしい弁当だったのだと思う。
驚くほどうまい。
おいしくて驚くというのは、なかなか無い。

そのおいしさに驚きながら食べていたら、
買って来てくれた人が通りがかりに言う。
「す〜さん、お弁当おいしいですか?」
そう!すごくおいしい!驚いた!

和風ハンバーグ弁当なのだが、
パテの中に刻んだ蓮根が入っていて、シャキシャキの食感がいい。
タレは甘過ぎず、醤油の味がしっかりして、しかも何かの酸味が効いている。
そのタレが紫蘇とあいまってより複雑な味わいを作り上げている。

たいへん手が込んでいる。

どこで買ったのか、聞いてみた。
これは知っておいて、今後も利用したいし、
ひとにも紹介したいと思ったのだ。

「うーん、どこかって言えないんですよね。」
ええっ?教えてくんないの?秘密?
自分だけの秘密?

「あ、いえいえ、そういう意味じゃなくて。
お店は構えてないんです。
今日は五丁目のほうでしたけど。」

ああ、そういうことなのか。
キッチンカーみたいなの?
日によって停まってる場所が違うとか?
「いえ車じゃないんです。」

じゃ、あの、小さい大八車みたいなヤツ?
ほらよく都内を豆腐屋さんが回ってるアレ?
「あー、有りますね。違います。行商って感じです。」

ええっ、じゃあ、リヤカー?昔ながらの?
自転車も昔ながらの、ハンドルは横棒をちょっと曲げた感じで
ブレーキレバーもただの金属の棒みたいなヤツ、
あの自転車で引いてるリヤカー?
「違います。離れました。」

えー?じゃあ、行商って、荷物を風呂敷で包んで、
背中に背負って、時々立ち止まって休む時にはつっかい棒を立てて荷物を乗せる、
その、いわゆる行商??
「そうなんです。」
ええええっ?
「しかもお婆ちゃんです。」

おおお。ザ・行商ではないか。
新宿で、婆ちゃんが、風呂敷を広げて道端で弁当を売っている?

「なんでも、荒川の向こうから来るらしいですよ。」
ますますザ・行商である。

聞けば、早朝から仕込んで婆ちゃんが一人で作っているそうだ。
年齢は聞いていないそうだが、どう見ても八十過ぎだという。
婆ちゃんの作る弁当としてはハイカラな味だと思う。
「なんか若い頃に洋食屋さんをやっていたらしいです。
でもご主人が病気してけっこう早くに亡くなって店も畳んで。
行商を始めたのは去年の3月からですって。」
新型コロナの時流にかなり素早く乗ったわけだ。
身軽な婆さんである。
寒い日も、弁当が冷めないように保温材でくるんで背負って来るのだそうだ。

見かけることが有ったら、また是非食べたいと思う。




すみません。法螺です。
毎月一日の法螺はやめる、と宣言したのに、
やめたのは二月一日だけで、あっさり復活しました。
やっぱり吹きたいのよね。オホホ
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