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2020年10月29日10:50

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鏝絵つづけました

[あらすじ] 台所の壁が汚れている。
白いペンキで塗ってあるが、煤けている。塗り替えるか。
戸棚にバリトンウクレレなどをしまえるようにしたい。
その棚の奥も壁だ。
これはいっそのこと、漆喰を塗ろう。
https://blog.goo.ne.jp/su-san43/e/3f0f6a3eefb68174c96a6d4eadf0c715

漆喰を塗った。漆喰が余った。考えた。
漆喰と言えば、鏝絵じゃないか。
北側を守るのは玄武つまり亀の幻獣だ。
亀甲をもとに六角形の幾何学模様を漆喰でこさえよう。
亀甲紋なら、対角線を垂直に据えるべきだった。間違えて、横位置にしてしまった。
しかもその下には、給湯器のスイッチパネルが有る。
これではまるで、ウチでは原子力でお湯を沸かしているみたいではないかゲラゲラ
https://blog.goo.ne.jp/su-san43/e/65da616419c81a4e023c1fa742e7cb15

というところまではお話ししておりましたが。

練った漆喰が、まだ余っている。



勝手口が北に向いていて、その右側に原子力亀甲紋を描いた。
勝手口の左側は洗面所との間の壁だ。
つまり、西向きだ。
西側を守るのは白虎だ。
白。漆喰で描くのにちょうどいい。

玄武の玄は黒の意味なので、立体的六角形デザインの陰を利用した。
白虎の白は漆喰、黒い縞は陰で描けば良いだろう。



ネコ科の大型肉食獣の中でも、虎はとても体格ががっしりしている。
体幹も四肢も顎も太い。

詳しくは後日ここで書くが、
ちょいと、豹を描く機会が有った。
何度も豹をスケッチした。

まず、豹とはなんぞや、というところから知る必要が有った。
漠然としか知らないことに気付く。
どこに棲んでいるのか、種類は「豹」でいいのか。
ジャガーとの違いは?
じゃあピューマって何?レパードって?
チーター、ライオン、トラ。
知らないことだらけだ。

豹とジャガーはよく似ているが、大きな違いは生息域だと思った。
豹のほうが、様々な環境に耐える力が有るので、色々な場所に棲んでいる。
熱帯、乾燥地帯、寒冷地帯どこでもござれだ。
だから、亜種が多い。wikipediaには18の亜種が掲載されている。



では、虎はどうか。

トラも様々な気候に耐えるようだ。
熱帯雨林にもいれば、亜寒帯林のタイガにも棲む。
東ロシア、インドから中国、東南アジアは島にも棲む。
7種だか9種だかくらいの亜種が有るようだ。

ベンガルトラの白変種として、ホワイトタイガーというものが実在する。
日本にも30頭くらいいるとか。
なんでも、1951年にインドで捕獲されたオスのホワイトタイガーと
アムールトラを交配して、産ませたのが続いているらしい。
ただ、飼育下のホワイトタイガーは、近親交配が原因で弱いところが有る。
人為的な交配に疑問を掲げた動物園も、国内に有るという。

白変は劣性遺伝によって起こるそうだ。
ちなみに黒豹も劣性遺伝だそうで、黒い中にも黒い斑紋が有るという。

白虎はあくまで神獣、幻獣と思っておきたい。



虎を描いた中国や朝鮮や日本の古画を見たり、
虎の画像を見てスケッチしてみたりして、ざっと下絵を描き、
壁に貼り付けて、それを見ながら
適当に漆喰を壁に盛っていく。

鏝絵の虎もチラッと見たが、あまり見ると囚われそうなので、やめにした。

虎は顔の大きさ顎の太さが特徴だと思う。
その、エラんとこの毛を立体的にしようと考えた。
また、縞模様も立体的に、陰で表そうとした。
立体の部分は、少し盛っては乾くのを待ち、次の漆喰を盛るため、
時間がかかった。
途中、ちょっと飽きて何日かほったらかしてみたり。

顔の大きい部分や縞模様ができる前は、細くて縞が無いので、
なんだかオオカミみたいに見えたものだ。

がっしりした身体に見えるようになるまで何度も盛った。



作業を始めた当初は、さほど盛るつもりは無かった。
だから、牙も壁面に漆喰を乗せて作っていた。
しかし、顔を造り込み、鼻や顎や口を作っていくうちに、
だいぶ口が立体的に開いてきたので、牙が壁に付いているのではオカシいことになってきた。
壁の牙をペンチでもぎ取って、ちゃんと顎から牙をはやした。

牙を生やす前に、舌を造り込んだ。
た、楽しい。
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