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2020年10月22日12:45

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2020ブギー年 ロックの源流篇

[あらすじ] 「東京ブギウギ」をバリトンウクレレ弾き語りした。
https://www.youtube.com/watch?v=N97Y7_-bQsY
この後、何曲も「ブギ」をアップする予定で準備中ナリ。

「ブギ」という言葉を最初に知ったのは「東京ブギウギ」だった。
次に出会った「ブギ」はイギリスの国民的バンド、ステイタス・クオーや
https://www.youtube.com/watch?v=YVUaKrnQ9wY
チープ・トリックの「clock strikes ten」
https://www.youtube.com/watch?v=x1bzkzUJ92w
の中での、ロックのギターリフだった。
よく聴けばセックス・ピストルズの「Holidays in the sun」もやっぱりブギーのリフだ。
https://www.youtube.com/watch?v=UyfCFA2lizg

同じ「ブギ」でもまるで違うじゃないか。
その疑問に迫る。
というのがあらすじ。


さて。
ブギウギだってブギだってロックだって、アメリカ生まれの音楽だ。
けれど、私の好きなステイタス・クオーはイギリスのバンドだ。
アメリカ生まれの音楽をイギリス人が真似しているわけだが、
ただの真似じゃあイギリスでも評価はされない。
そこに何か、独特のものが漂うと、人気が出る。

もともとブルースが有って、ジャズからバップの流れに乗って、
ブギ・ウギが有り、
カントリー&ウエスタンからヒルビリーの流れも合流して、
ロックンロール誕生に至る、
というようなふうに私は理解している。

ロックが完成してからも、ルーツの一つであるブルースへの憧れは強く、
そこからまたジミー・ペイジ(レッド・ツェッペリン)
エリック・クラプトン(クリーム)
が出て来たりするわけだ。

ジョン・レノンにしろ、ストーンズのメンバーやクラプトンにしろ、
すっかりアメリ化しているように見える。日本人から見ると、の話だが。
東洋の果ての日本の子どもの私にとって、
チャック・ベリーはあまりにも遠い。
イギリス人によって少し洗練したくらいがちょうど食べやすい。

逆に、イギリスで独特の発展をしたロックが
逆輸入されて、エアロスミスのようなサウンドが完成したりもする。



もうちょいと黒っぽいほうの話だと、
ブルースが有って、ジャズからバップの流れも有って、
教会音楽ゴスペルの形ができて、
リズム&ブルースが有って、ソウルが有って、
一方で生まれたロックが合流してファンクが生まれ、
カリブでアメリカのポップスがスカの形を取って、
そこから育ったレゲエのストリート文化が逆輸入されて、
ラップしてヒップホップなのね。
それがまたロックとミクスチャーてな次第。



さて、イギリスで飛びきりの発展を遂げても、
アメリカにさほど大きくは受け入れられないものも有るようで。
セックス・ピストルズやクラッシュやラモーンズといったパンク・ムーブメントは
ロックの歴史を塗り替えたけれど、それは英国の文化と言えると思う。
もちろん、アメリカにもパンクバンドはいるのだけれど、
これまた何か逆輸入的なにおいがして、そこにもうひと味加わらないと売れないようだ。

私は、土着の黒人音楽と言えるようなところから、
アメリカの商業音楽的な部分も含め、
イギリスらしい雰囲気のロックもパンクも、
どれもこれも好きだ。

いっしょくたに好きというより、それぞれに好きだ。
パンクを聴いている時に、ファンクをやっている時のグルーブへのこだわりなんかは
すっかり忘れている。
ただし、セックス・ピストルズのギターだってブギーのボトムリフを使っている。
そういうのが聞こえてくると、全ては根っこっから繋がっているのだという
感動を覚える。



ブギーロックのギターリフについて調べていたら、
「チャック・ベリーは全てをダウンストロークで弾いていた。
一方、ビートルズやステイタス・クオーなどはダウンアップで弾いている。
英国流の省エネ奏法だ。」と書いている記事が有った。
ほんまかいな。

ビートルズが演奏している映像をねちねち観た。
確かに、レノンの手もハリスンの手も、ジャカジャカと四分で上下している。

ステイタス・クオーの映像もさんざん観た。
ちゃんと全部ダウンストロークで弾いている。

なんの記事も鵜呑みにしちゃいかんと思った。
クオーのようなスタイルのブギーを弾く時も、
全部ダウンストロークで弾きたいと思った。



ブギウギは、ピアノでの演奏スタイルの名前だと言って良いと思う。

左手でランニングベースを倍テンで弾く。
八分音符8個、たとえば「ソシレミファミレシ」とかで一小節だ。
リズムはスイングしている。
https://www.youtube.com/watch?v=QylChSbp1_A
あ、いけね、これはスイングはしてねえな。ストンプはしてるけど。
https://www.youtube.com/watch?v=tDuLezFRMNU
この感じが後にチャック・ベリーのボトムリフに繋がるのだろう。

「ギターブギ」というジャンルも有るからややこしい。
このピアノでのブギウギと同じように、
低い弦でランニングして高い弦でメロディやアクセントを弾く。
https://www.youtube.com/watch?v=sV1e-iSo5As

ブギウギピアノもギターブギも、名人芸と言われるような物が数有る。

こういったブギウギを元にして、ブギーロックのギターリフを作ったのが
チャック・ベリーだという。
ほんとのほんとに本当なのか?

調べる。

つづく
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