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2020年09月30日09:14

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肉焼く

漫才コンビのハライチのラジオ番組「ハライチのターン」の
トークコーナーだけをまとめたものをyou tubeで好んで聴く。
澤部岩井それぞれがたっぷりと話す。

二人の話はそれぞれに面白い。
話題はどちらも、この一週間に有ったできごとから拾いあげている。
そのできごとがとびきり面白いできごとかと言ったら、
そうでもない。
しかし、二人ともそのちょっとだけ面白かったできごとを
面白く話す。

私は特に、岩井氏の執拗な語り口が好きだ。
聴き始めた頃には、「あの〜」が多いのが気になった。
しかし、すぐに慣れた。
面白くなるのが確実に分かっているからか、気にならなくなる。

エピソードトークということなのだが、
岩井氏はたまに法螺がつのることが有る。
面白いとなったらかぶせてかぶせてかぶせる。
思考のあり方はかなりねちこい。
好ましい。



私が特に好きな話は、
牛角の「カルビ専用ごはん」の話だ。
https://www.youtube.com/watch?v=a-xzmu1fBHQ
「カルビ専用ごはん」はカルビをおいしく食べられる。
ところが、牛角には「カルビ専用ごはん専用カルビ」という商品も有る。
しかしここで岩井は考える。
「カルビ専用ごはん専用カルビ」と最も相性が良いのは、
「カルビ専用ごはん」ではなく、「カルビ専用ご飯専用カルビ専用ごはん」ではないか。
そこから更に考察は深まっていく。

この執拗さが、私にはたまらなく面白い。
かなり筋ばった肉だが、噛み応えが有る。

論理学を分かった人が聴いたら、どのような解説をしてくれるだろうか。



芸人の友達の話がしばしば出る。
トリオであるパンサーの一人、尾形さんとたまにご飯に行く。
「何食べたい?」と聞くと、尾形さんは必ず「焼肉!」と答える。
自分の好みの物をどんどん注文する。
ライスは大盛でモリモリ食べる。
そういうところもかわいい、という話である。



そんな話をいくつも何度も聞いていたら、
なんだか焼肉が食べたくなってきてしまった。
しかし、一人で焼肉屋に行くのもなんだなあ。
かと言って、アラフィフ女友達では焼肉に誘いがいが無い。
あいつもあのこも結婚しちゃって付き合ってくんないしな。

そんな折、仕事帰りに某焼肉チェーン店の前を通った。
これだ。
調べてみると、ランチタイムが開店〜17時だという。
良いな。
遅めの昼飯にビールの一杯も添えるか。

その日はもう昼食は済んでいたので、後日とすることにした。
しかし、焼肉気分が盛り上がってしまった。
昼なら白飯も食べてもいいな。
私は普段あまりカルビは好まないが、カルビは白飯に合うから、
白飯を食べるならカルビも食べたいな。
でも一番好きなのはハラミだから、カルビとハラミのセットにするか、
いやお徳なカルビのセットに加えてハラミは別に注文するか。
などと考える。

今日はもう焼肉屋に行こう、と思っていた日、
作業が意外に多く、なかなかきりが付かない。
腹が減る。思いは募る。

腹が減り過ぎ思いも募り過ぎると、超える。
いいや。やめた。
時間を気にせず作業する。17時も近付く。ほら無理だ。

別の店に飲みに行くことにしようと思って出かけるが、
途中、農家の直売におろぬき大根が出ているのを見付けた。
大根葉は今の時季が一番うまい。
ああ、今日はもうこれだ。
スーパーに行って豚肉を買って大根葉と炒めて食おう。

そう考えてスーパーに行くのだが、
なぜか最初に焼肉のたれを選んでいる。
もう、焼肉食べたいの鎖が掛かっている。

オージーのたれ漬けハラミ。
スーパーで既にたれ漬けになっているものは
甘過ぎていけないが、なかなか未調理のハラミが売っていない。
アメリカ牛のカルビ、
薄切りにしただけで倍の値段になっているので、ブロックで買う。
切る手間などなんでもない。

要介護の老母がいた頃に二階の自室で使っていたカセットコンロを食卓に置き、
フライパンを乗せた。
すきやき鍋で焼きゃいいと思ったが、使いたい時に限って見つからないものだ。

ほくほく楽しい一人暮らし焼肉のはじまりはじまり〜
カセットボンベをセットして、焼き始める。
気分は上々だ。
いや、ジュウジュウか、あはは(ご機嫌)

ボボッ!

炎が一瞬大きくなって、すぐに消えた。
火が大きくなった勢いで消えてしまったのだろうか。
なんだどうした。
見ると、ボンベを取り付ける部分のカバーの穴の中に
青い炎が見える。
やばいやばい。
ボンベの取り付けバルブのところが甘いのだろうか、
そこで炎が出ているのだ。

急いで吹き消す。
金管吹きで良かったー、狙った所に鋭い呼気を吹きかける技を持っている。

一旦カバーを開けて、ボンベを取り外し、
付け直してもう一度ロックし直してみる。
火を着ける。

カチ ブオッ!!

炎がカセットコンロ全体に広がった。
ガスが漏れて広がっていたのだろう。
まあ、一瞬で消えた。

それでも懲りず、もう一度ボンベを取り付け直して点火してみた。
さっきのブオで漏れたガスは燃えきっている。
コンロは通常の炎を出している。

しかし、これまた1分ほどで、
ブオッと大きい炎が出て、消えた。

ああもう点火する勇気は無い。
ガス臭くもないから、さほどのことではないのが分かるが、
安定して燃えないのでは落ち着いて肉を焼けない。

結局、台所のコンロで肉と野菜を焼いては皿に取って
次の肉野菜を焼きつつ席について食べながら焼き具合を見に立って
という非常に落ち着かない食事になった。



肉はまだ有るので、
今度はコンロのわきで食事をする作戦で一人焼肉をしてみよう。

いやカセットコンロを買い替えればいいのか。
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