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2020年02月25日16:38

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猟奇の庭

[あらすじ] 例年より早いガマが、我が家の池で大繁殖ぅクゥクゥクぅ。

でっぷりと大きいのはメスで、
その背にスリムなオスが跳び乗って、抱きかかえる。
抱接という。

メスがでっぷりとしているのは、腹の中に卵を持っているからだ。
オスが強く抱くと、卵が出る。
その卵にオスは精子をかける。

産卵の終わったメスは、死ぬ。
すっかり産卵が終わって死ぬものもあれば、
卵塊を引きずりながら息絶えるものもいる。

オスもメスも、一生を賭けた仕事を終えて、疲れ果てている。
水底に沈んでいくものも多い。

池の底を浚うと、死骸が網に掛かる。
この作業が遅いと、死骸は腐れきって、ずるりと崩れる。
骨だけがあることもある。



池を浚う作業は、すっかり繁殖期が終わってからにしよう。
今日は庭仕事だ。

池の周辺で作業をして、ギョッと足を止めた。
ガマガエルの死骸が腹を上にして落ちている。

が、その肢が無い。
根元から食われている。

他の死骸も、どれもこれも、肢はほとんど残っていない。
腹を食われているものも多い。
皮は硬いのだろう、残っている。
あちこちに血みどろで肢の無い死骸が落ちている。



猫かな。
カラスを庭で見ることはほとんど無い。
3〜4匹の猫がいつもうろついている。



新鮮な内臓は栄養豊富で、
特に肝臓を最初に食べる。
猫も肉食獣のご多分に漏れない。

肢というのは知らなかった。
なぜ肢を好んで食うのだろう。

ふと思い浮かんだが、
人間もカエルを食用とする時は肢を食うのだった。
鶏のささみのようだという。
発達した筋肉に脂肪も乗らずあっさりとうまいということだ。

ガマが肢を食われるのも、その素晴らしい筋肉が目当てなのだろうか。



写真は自粛します。
現場を目撃する機会に恵まれるだろうか。
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