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2020年01月23日08:23

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ずっしりシート

[あらすじ] 同居母86歳要介護2パーキンソン病認知症状少々。

調理台からシンクと食卓の周辺で、食品を毎回こぼすので、
歩く妨げにならない部分には、ペットシーツを敷いている。
犬のトイレに用いるもので、
吸水性、におい消しの機能が高く、裏に水分が透過しない。

もう、なんだったら部屋中にペットシーツを敷きめぐらしたいくらいなのだが、
さすがに美観とプライドの問題が有るだろう。
というより、歩きにくくなる。



そのペットシーツを、置いてある所から外してある。
ゴミ箱を見ても、無い。
ハテどこに。

他の片付けなどをしていたら、シンクに見つけた。
シンクに白い物が見えるので、てっきりランチョンマットだと思ったら、
ペットシーツだった。
洗おうとしたのか、ずっぽりと水を含んでいる。

高分子吸収体のシートは、洗うもんじゃない。



シートが汚れたから、外したのだろう。
しかし、外したその後に同じ場所でまたこぼしているので、
床がべちゃべちゃに汚れてしまっている。



何度かそんなことが続いた。
母に何か、こうしてくださいとかこれはしないでくださいとか、
言っても無駄なのは分かっているはずなのに、
一縷の望みを残してしまっているのか、
私は、言ってみた。

床にシートを敷いているのは、
一回こぼしても、そのまま敷いておいてくださいね。
次また受け止めてくれるから。

「そうなの。だから、外さないで、って言っているのに、
Oさんが外すの。」

ああ、そうなのね、Oさんがやったことなら、Oさんに外さないように頼んでおくわ。

「でも、こんなこと言ったら、Oさんのことを言い付けるみたいになる。
外さないで、って言っているのに、私の言うことを聞いてくれないのよ。」

言い付けとか思わないから。
誰が何のためにやったか分かれば、対策が取れるから。



ひとのせいにする。
自分はやっていない、と、もしかしたら本当に思っているのかもしれない。

念のために今度、Oさんにもこっそり確かめてみるつもりではある。
しかし、Oさんは動物好きなので、ペットシーツがどういう物か知っている。
洗うはずは無い。



母はOさんが苦手なので、
「聞いてもらえない」という気持ちになってしまっているのかもしれない。



子どもの頃、母によく言われたことに、
「ひとのせいにしてはいけない」というのが有る。

おそらく、これは母の自戒の言葉だったのだろう。
ただ、子に対して言うことは、自分自身では克服できていない、
という構造にはまっている。

気力体力が弱ってくると、こういった苦手部分が放出されてくる。
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