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2019年12月12日14:24

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福祉サービス第三者評価

[あらまし] 同居母86歳要介護2パーキンソン病認知症状少々。

月に1〜2回の訪問歯科診療と、
週に1回の訪問看護を医療保険で受け、
週に2回の訪問リハビリ、
週に2回のデイサービス、
一日に4回の定期巡回介護サービスを介護保険で受けている。

このうち、定期巡回介護について、
福祉サービス第三者評価のためのアンケートというのが来た。
行っているのは、株式会社地域計画連合だという。
東京都からの委託、ということになるのだろうか。

自治体によって、アンケートの実施対象は少しづつ異なるらしい。
東京都では職員アンケートも必須としているという。
私が回答したのは、利用者本人へのアンケートというわけだ。

サービスの内容に満足しているかとか、
担当者が違っても同じようにサービスが受けられているかとか、
要望はちゃんと聞き届けてもらえているかとか、
そんな質問が並ぶ。

最後に、回答者は・本人か・家族が本人の思いを推察してか
という質問も有る。
本人に聞いて回答したいところだが、
そうするとエピソードトークが始まっておそろしく時間がかかりそうだ。
私は"本人の思いを推察して"記入することにしている。

ところが正直言うと、本人があんまり気付いていないことについても
回答してしまっている。
「発熱して自分で歩くことができなくなった時に緊急で訪問してくれて、
かかりつけ医院を受診することができた」ことなんて、
本人は忘れている。
しっかり憶えていたら、今どころの感謝では済まないだろう。



東京都の評価の理念には
・利用者本位
・職員重視
・社会貢献
・独自性
という4点が有るという。

職員の働きやすさという視点は重要だと思う。
介護職の離職率の高さはいつも問題になる。
定期巡回介護にしても同様だ。

誰かが辞めたら他の人員で穴を埋めなければならない。
仕事は増える。休みは取れない。疲れは溜まる。給料は上がらない。

疲れたらミスも出る。
私が以前やっていた仕事では、ミスをすると減俸になった。
これでミスが減ると思ったら大間違いだ。
不満が増えて意欲が落ちて疲れが募りミスにつながる。

働きやすさを整えることを企業内だけに任せていても、限度が有るように思う。



人員が欲しくて求人をかけても、なかなか応募が無いと言う。
ふさわしい報酬が得られたり休みがちゃんと取れればもっと応募が有るだろうか。

職員の働きやすさは、企業の経営に余裕が有ればこそ、だろう。
制度が企業に厳し過ぎないか。

利用者にとって満足の行くもので、
企業がちゃんと儲かって、
職員が働きやすい、
そういうバランスを取るのが制度の役割か。

毎日の介護サービスを受けながら、そんなことを考えていた。



アンケートの説明書の表紙には
「利用者・職員・経営者のかがやく笑顔のために…」
なんて書いてある。

頁をめくると、
☆東京都の福祉サービス第三者評価の主な目的は、2つです。
1.「利用者の皆さんのサービス選択」及び「事業の透明性の確保」のための情報提供
2.事業者の皆さんのサービスの質の向上に向けた取り組みの支援

「主な」とあるので、これ以外のところに
職員・経営者に資する目的が有るのだろう。
この説明書はあくまで利用者向けのものだから、
サービス提供者側のことにはあまり触れていないのか。



私が一番望むのは、サービスの継続だ。
定期巡回介護という形が無くなったら困る。
このサービスをやっていない自治体も有る。
地元には幸いやってくれる事業所が有るわけだが、
できない所も有るわけだ。

自分本位で言えば、地元での定期巡回介護サービスの存続を望み、
周りのことも考えているふりで言えば、多くの場で同様のサービスが受けられるようになりますように、
といったところ。



とにかく、毎日助けられていて、ありがたい。
うちに来てくれている人たちが報われていて欲しい。
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