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2019年12月07日18:40

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ショートステイ翌日

[あらすじ] 同居母86歳要介護2パーキンソン病認知症状少々、
十日間のショートステイ。

帰宅の翌日は、デイサービス。
さっそく出かけてもらって、私の側のショックをやわらげようという私の側の作戦だ。

出かけてから、あちこちを見ると、様々の異変が見える。

味噌汁を作ったようだ。
しかし、味噌を使った様子は無い。
具はわかめだが、そんな物は無かったはずだ。

お湯を注ぐだけのインスタントの味噌汁の材料を鍋にあけて、
煮たものらしい。
噴きこぼした跡が有る。
どうしても鍋を使いたいのか。

雨が降っているからレインコートを着て行けと言っても、
このコートを着て行くと言って聞かなかった。
見慣れないコートだ。
どこから湧いて出たのだ。

友人Aとその母K子が湯たんぽを勧めてくれた。
そうだ。
押し入れの中にプラスチックの湯たんぽを以前、発見した。
冬物のつづらの中に片付けた記憶が有る。
冬物…

和室の押し入れの中の、「冬」と書いたつづら(衣装ケース)を、
上の物をどかして、出す。
と、軽い。
開けてびっくり、空っぽだよ。
老母が自力で出したのだ。

和室の入り口に段差が有るので、危ないから入ってはいけません。
ということになって、もう2年近く経つ。
しかし、ご本人は何か自分の中に理由や動機が有ると、
入る。

入らない前提なので、入り口の前は犬のスペースにしてあって、
足場は悪い。
和室の中も、母が入らない前提なので、とりあえず物が置いてある。

しかも、服の入った大きい衣装ケースを引っ張り出すのは、
元気な大人にとったって、ひと仕事だ。

それを、動きのおぼつかない老人が。

ああ困ります。



朝、「どたどたーーん!」と大きな音がする。
ああ、今期の転倒が始まりましたか。
居間に駆け付けた。

窓際で、母が床に倒れている。
着替えていたのか、上半身の肌着一枚がめくれている。
あーあ。
どうしました?
「上を着替えていたら、転んだ。」
見たまんまだな。
立って着替えたのかな?

ひとまず上体を介助して起こし、
長座の状態にする。

立ったまま上半身を着替えるのは、難しいことですよ。
と言うと、
びっくりしたような顔でこちらを見る。
ううむ。

「バレーボールをやっていたおかげで、
床に転げるのは我ながらうまい。」と言う。
で、ちゃんと球はレシーブできていたのだろうか?
ちょいちょい"お見合い"になってしまっていた、と聞いたが。
っていうか、あなたセッターじゃなかったっけ?
セッターなのにレシーブしようとするから、他の人とぶつかっていたんじゃないのか?

いや今はそんなことより。

長座から膝を曲げて立とうとするので、とめる。
それでは立てない。
何年も立ち上がり方の指導は受けてきているが、身に付いてはいない。

まず四つん這いになって、手すりなどの近くに行って、それから
最初は低い所につかまって、段々と高い所に手を移動させて、立ち上がっていく。

たまたま私がいたので、説明できたから、立つことができた。
椅子に腰掛け、着替えの続きをした。

打ち身は幸い軽く、じゃない、
バレーボールをやっていたおかげで打ち身は軽かった。
デイサービスを休んで整形外科に行く、などと主張し始めなくて、ホッとした。

まあ、夜になって
「念のため整形外科に行かなくていいかしら」などと言い始めたが。
一日フツウに歩き回っておいて、何を言う。



とまあ、帰宅していきなり、自宅生活を謳歌なさっております。
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