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2019年11月12日08:13

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メンネの日記 酒とハンドルの日々

[メンネの日記] 『中島みゆきのオールナイトニッポン』の中の、
謝りにくいことを投稿で謝ろう、というコーナー。
「ごめんね」から丁寧の「御」を除いた形である。


「運転すると人格が変わる」とか
「酒を飲むと人格が変わる」とかいうのは、
別に人格が変わるわけではなくて、
そもそも持っているけれど抑えている部分が露わになるだけだ。

と、言ってきた。

傲慢でした。
めんね。



『西原理恵子×月乃光司のおサケについてのまじめな話 アルコール依存症という病気』
を読んだ。
サイバラの元夫、鴨志田穣氏がアルコール依存症だった。
もともとは穏やかな性格の彼が、酒を飲んで変貌する。
苦しい自分を緩めるために酒を飲み、しかし苦しさは形を変えて暴発する。
家庭生活は立ち行かなくなり、別れる。
アルコール依存症という病気のせいである、というふうに理解するまで、
本人も家族も苦しむ。



そこで赤の他人に
「酒で人の本性が現れる」なんて言われたら
たまったもんじゃない。



私は運転をする。
私は酒を飲む。

運転をする中で、イライラしたりひとのせいに感じたりすることも、
まったく無いわけではない。
酒を飲んでいて、言葉や態度や行動が逸脱することは
有る。

それを「本性のあらわれ」だとする考え方は、
まず自分を苦しめる。

運転は確かに緊張を必要とするものであって、
運転ストレス下では、平穏な時と違う反応を人がするのも無理は無い。
アルコールの作用で前頭葉の働きが下がって
感情が解放されることは有る。それが楽しくて酒を飲むものじゃないか。

といったくらいに考えといたほうが、
結局のところ穏やかだろう。



運転や酒によって、人格が変わるわけではないが、
心身を持った人間として当然のこととして、反応を示しているだけだ。

そう捉えると、次にはその反応を和らげるための解決法を考えることができる。
「本性が現れるのだ」と言っていると
「じゃあ抑えよう」と抑圧的な方法に繋がってしまう。

しかし、当然の反応なのだとしたら、
どうしたら運転ストレスを軽減できるか、
酒の影響を軽減できるか、
ということに目を向けることもできる。

さらに遡って、
では何が運転の際にストレスになっているのか、
どう飲むと酒の影響が強く出るのか、
と順を追って考えられる。



「運転すると人格が変わる」とか
「酒を飲むと人格が変わる」とかいうことが
その人の「性質」であると捉えると、固定的なものと思えてしまう。

しかし、何かへの反応だと見れば、変えることができる。
変わることができる。つまり、今よりちょいと楽になる。
楽になーる。
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