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2019年09月21日15:56

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せんていばさみ

庭の草木の伸びるのの速いことときたら。
夏場うっかり2週間も放っておくと、
草はすっかり繁ってしまう。

何か植えて手入れする気が、今は起きない。
何年か前に植えてそのままにしてしまった鉢植えやプランターが
荒れてしまっている。

こまめに庭に出れば、こんなに鬱蒼と繁ってしまわないで、
手入れがしやすい。
わかっているが、庭に出る気になれない理由も、くだらない。



庭仕事をすると、母が恐縮する。
たいへんねえ、私もできれば、申し訳ない、
などといったことを言う。

私は私の楽しみでやっているのだから、すまながることは無い。
言われるとかえって気分が悪いからやめてください。
と、繰り返し言ったが、どうしても言う。
言われないためにはやらないしかない、という心理になってしまった。

庭仕事は好きだ。
何せ、集中できる。
ひょっとすると、散歩したり、自転車をかっ飛ばしたりするよりも
無心になれるかもしれない。

雑草を取ったり、枝を剪定したり、木に登っている時は、
他の一切を忘れている。

そして家の中に戻って、風呂で汗を流してさっぱりして
お茶でもぬか漬けでもビールでもやれば、最高だ。

だのに、何かしらの恐縮のおことばに迎えられると、
すっかり後味の悪いものになってしまう。



いやまあ、その他にも夏の暑さも庭に出たくない大きな理由だし、
猛暑じゃない時間だと今度は蚊が多い。
いや、蚊だって、手入れをもっとしていれば
こんなには多くはいないはずだ。

いかんスパイラル。スパイラってる。



90分一本勝負。
と思って庭に出て、蔓草だのイネ科だのカヤツリグサ科だのドクダミだのと
闘う。

もう少しで庭一周、というところで、力尽きる。
70分だった。
しかしヘトヘトだ。

室内に入って、作業着を脱ごうとした時に、
カーゴパンツのポケットに入れていた剪定鋏が無いことに気付く。
あー。落としてしまった。

引き返すが、庭のどこで落としたか、分からない。



数日後、もう一度庭に出て作業してみる。
どこかに鋏が落ちていないか、気にしながら草を取る。

しかし、見つからない。



これを言い訳に、新しい剪定鋏を買う。
少し違ったのが欲しいと思っていたので、
後で落とした鋏が見つかっても良しとしよう。
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