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2019年12月10日20:31

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京大レクチャーズ〜村上春樹を読み解く〜第三講

 五回シリーズの「京大レクチャーズ〜村上春樹を読み解く〜」の第三講、三宅香帆さん(文筆家、書評家)による「村上春樹と母の記憶」に参加した。今はその帰りの電車のなか。
 短編『眠り』と『羊をめぐる冒険』を取り上げて語られた。好きな村上作品ベストスリーに入るぐらい『眠り』が非常に好きだと言い、母と妻と娘という「女」の描かれ方を論じた。
 自分の解釈を支えるような作品の一部分を都合よく取り上げるのではなく、書かれている文章そのものから解釈する姿勢には共感を持った。そして、書評家というのはじつに深く読み込むものなんだなあと感心もした。ぼくなんか、村上作品を読むとき読み解こうとか解釈しようと考えたことなどない。ただひたすらに、好きな音楽を何度も楽しむように文章に身を委ねているだけである。
 参加者はざっと40人。男女比は男性7、女性3といった具合。平均年齢は40代中盤といった印象。
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