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2019年10月14日17:09

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ライオンズのクライマックス・シリーズ

 二年連続二度目のライオンズのクライマックスシリーズ・ファイナルステージ観戦。
 二年連続で西武ドームでファイナル・ステージを観戦するためには二年連続でライオンズがリーグ優勝しなければならないわけで、それをライオンズが成し遂げたことについては文句なくうれしい。ただ、ぼくが観戦した第五戦(第一戦はアドバンテージによるライオンズの勝利扱い)までに、これまた二年連続の対戦相手ホークスに三連敗していて、すでにあとがない状態なのはいかがなものかと思わざるを得ない。リーグ優勝が霞んでしまうほどだ。
 そしてその第五戦、接戦にもならずに負け、二年連続クライマックス・シリーズ敗退を目の当たりにすることになってしまった。

 このクライマックス・シリーズ、ライオンズ投手陣はすべての試合で七失点以上を献上した。防御率はじつに八点。それに比べて自慢の打線は六点取ったのが一試合あるだけだった。これで勝てるわけがない。ぼくは、敗因は初戦(第二戦)の八回表の投手起用だと思っている。
 四対三と一点リードのツーアウト一、三塁だった。ぼくはこの場面をネットの一球速報で見ていたが(何しろテレビ中継はおろか、ラジオ放送もないのだ)、ここは回またぎになってもリリーフ・エースの増田を投入すべきだと思った。この試合を取ってホークスに対して二勝のアドバンテージを得れば、その後はゆとりを持って戦えるからだ。しかし辻監督は平良を続投させ、ツーストライクまでこぎつけながら長谷川に同点タイムリーを打たれた。
 増田の基本的な使い方は「勝ちゲームの最後の一イニング」である。しかしゲームの流れを感じ取って、時には英断も重要なはずだ。辻監督は勝負どころを間違えたのだ。
 ライオンズの戦いはここまでだった。あとは投手陣の惨状が最終戦まで繰り返されただけだった。翌日の試合では、七点差を二点差まで詰め寄られたホークスの工藤監督は、ここを勝負どころと感じ取り、リリーフ・エースの森を八回ツーアウトから回またぎでつぎ込んで逃げきった。

 ぼくが観戦した最終戦、七対三と四点もリードされた八回表に増田がコールされた。それは辻監督の投了の証しだった。勝負はついたのだ。
 監督が匙を投げた試合など見たくない。ぼくは席を立った。球場を出ると、秋晴れの日は落ち、空はすっかり暗くなっていた。
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