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2021年09月18日21:24

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゚Д゚) < Dhanda (仕事を求めて)

■実習生の監理団体、2億円所得隠し 国税が指摘
(朝日新聞デジタル - 09月18日 18:05)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=6672742

 日本の闇ですね…。
 まあ、直接この団体が悪いのか、その周辺にまだまだヤバい事があるのかこの記事でハッキリしませんが国を越えて外国人労働者がカモにされてる状況はもう…。すでに「日本は儲からない」と悪評を聞いて日本離れが始まってるとも報道されているけど、こう言う労働環境を是正しない限り、どんどん悪評は拡散されてより労働力離れが起こっていくだろうに…。日本人ですらまともに扱われなくなってきているこの状況、どげんかせんといかんのに一向に解決策が出てこないもんなあ…。




Dhanda (仕事を求めて) 2013年 108分
主演 アルパン・ターパ(脚本/原案/台詞も兼任)
監督/製作/台詞 スダルシャン・ターパ
"見ろ…この事実を"

https://www.youtube.com/watch?v=aXHXFaMpSSI

 その朝、半死半生の男がカトマンズの緊急病棟に運ばれてきた。
 年齢32才。全身くまなく刃物による切り傷を負わされて昏睡状態。意識の回復後も幻影に怯え、まともに会話もできない有様。だが、彼はすぐに病院を脱走してしまう…。

 男は密かに街を徘徊し、彼を「アルジュン」と呼び恐れる酔っ払いの部屋を襲撃して居座り、バーで豪遊するビジネスマンを殺害する。一言も喋らず、酔っ払いの部屋で思い出にふける男は、以前にまだ村で両親と妻と共に過ごしていた頃を回想する…。
************
 教育学部を卒業し結婚していながらも、学校事務員助手でしかないアルジュンは父親と毎日口論ばかり。
 カトマンズに住む叔父アショクの誘いで、カトマンズの会社を通じて米国での高額収入の仕事に就こうとするアルジュンだったが、その会社社長は「ビザとパスポート申請に、9ラーク(=90万ネパール・ルピー)必要だ」と語るのだった…。




主な登場人物 ()内は役者名
医師 (ディルブーサン・パタック / 特別出演) 主人公の手術を担当した医師。
アルジュン (アルパン・ターパ) 本編主人公。全身傷だらけの男。
アルジュンの妻 (サムナ・KC) アルジュンの帰りを家で待ち続けている。
アルジュンの父 (ドゥルバ・コイララ) 街に出て一旗上げようとする息子と対立する父親。
アルジュンの母 (カマラ・レグミ) 基本的には父親側について息子を心配するも、街に出て行くアルジュンを応援する母親。
アショク (カマル・マニ・ネパール) アルジュンの母方の親戚。カトマンズ在住で、アルジュンに仕事を紹介するからと上京を促す。音的には"アソク"とも聞こえる。
サントーシ氏 (プシュカール・グルン) アショクの知り合いの社長。
レヌカ アルジュンの働いていた学校の教員(?)。
ダニール (ロニーシュ・ボス) サントーシ氏やサンティに雇われた用心棒。通称ダニー。
サンティ (スベチヤー・ターパ) サントーシ氏と同じビルで仕事をする実業家。皆からは"マァム"と呼ばれている。
サンティの夫
マヤ サンティ夫婦の家の家政婦。
ラーム (バスデーヴ・ウパダーヤ) アルジュンの親戚?


プロモ映像 Dhanda

https://www.youtube.com/watch?v=AwC7BifQDCc


わーい(嬉しい顔) タイトルは、「仕事」とか「商売」の意?
 主演のアルパン・ターパが原案&脚本を担当する、違法ブローカーに騙された男の悲哀に満ちた戦いを描くリベンジものネパール映画。

 冒頭から、フランケンシュタインの怪物のような全身縫合跡の主人公が街を放浪する絵面に、インド映画「Ghajini(ガジニー)」とか「マッスル( I )」みたいな映画かしらん? …てな感じに見てましたけど、それらの路線に似ていつつも、わりと直球な復讐もの映画になってました。今まで、ロマンス映画の傑作ばかり観てきたスダルシャン・ターパ監督作にあって、こんなサスペンス・リベンジものも作っていたんだねえ、って驚きもあったり。
 もともと、眼力が異様なアルパン・ターパがそのまま異様なオーラを全身から吐き出しまくりの復讐の鬼と化す姿は、ハマりまくって違和感なしの怪奇さ(?)。長身ながら、スラッとした手足の人物が、カトマンズの街角に立ってるだけで怪しさプンプンになるんだから、その存在感がスバラシか。

 同じネパール映画「Visa Girl (ビザ・ガール)」とか「Resham Filili (レーシャムの行く末)」とかでも、外国への出稼ぎに憧れる若者の姿が描かれているし、それにつけ込む闇業者たちの暗躍ってのも指摘されてるんだけど、今回は、まさにこうした闇業者たちに搾取された若者の顛末を、多少教条的な側面も含みながら描いて行く。
 もっとも、映画はその騙されて行く顛末を回想シーンで詳しく描いていく一方、復讐シーンはわりとサクサク進んで行って、簡単に目標を見つけて・近づいて・サクッとやっちゃうので、そっちの意味でのサスペンス度は低い。ランタイムも2時間に満たない長さのため、詳しい回想以外はかなりスピーディーな映画ではある。

 主演兼脚本&原案を務めたアルパン・ターパは、1979年カトマンズ生まれ。
 02年にインドのムンバイに演技を学びに留学し、卒業後ネパールに戻って俳優活動を開始。11年公開作「Birami Sahar (Sick City)」の主役として映画界入り(ただし、公開は、敵役で出演した10年公開作「Batch No 16 (武警:第16部隊)」の方が早かったため、スクリーンデビューはこっちとなる)。本作は、この次の出演作で脚本デビュー作。この映画でNEFTA主演男優賞と原案賞を獲得。
 14年には「Mukhauta」で監督デビューも果たし、以降、俳優・脚本家・監督として活躍中。

 痛々しいメイクの迫真性ともども、それなりにバイオレンスな血みどろ展開をするため、そこは注意点ながら、グロいシーンはある程度は避けて映されているので「うわ!」となる描写は少ない。…少ないけど、ためらいなく人を殺しに来るカトマンズの裏社会の怖さと、その復讐の意思だけで行動する主人公の痛々しさはこれでもかと画面上で描かれていくので、そこはまあ、覚悟のいる映画でしょうか。
 農村地域の人から見た、「都会ってこんな怖い所なんだぞう」って映画よね、って言えなくもないんだけども。ええ。


挿入歌 Ma Ko Hu

https://www.youtube.com/watch?v=5PapebbdHuE


受賞歴
2013 National Film Awards メイクアップ賞(ニーマ・ラーマ)
2014 NEFTA Film Awards 作品賞・主演男優賞(アルパン)・監督賞・原案賞(アルパン)



・短期記憶障害の男のリベンジムービー・ヒンディー語映画「Ghajini(ガジニー)」はこちら
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1815632252&owner_id=3570727

・醜いせむし男のリベンジムービー・タミル語映画「マッスル( I )」はこちら
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1957750109&owner_id=3570727

・アメリカ国籍のヒロインに群がる外国に憧れる3人の男の悲哀を描く「Visa Girl (ビザ・ガール)」はこちら
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1943993740&owner_id=3570727

・カタールへ出稼ぎに行っていると嘘報告して下町暮らしをしている男のドタバタコメディ「Resham Filili (レーシャムの行く末)」はこちら
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1969968314&owner_id=3570727

・本作主演アルパン・ターパの映画デビュー作「Batch No 16 (武警:第16部隊)」はこちら
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1944875180&owner_id=3570727




・Dhanda を一言で斬る!
「バスでボンベイに行くほど簡単じゃないんだ、と語るサントーシ氏。カトマンズからボンベイはバスで行けるのですか…(距離的に)」
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