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2020年09月08日09:52
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9月8日(火) #2095 不幸を嘆くより、不幸から学ぶ事�� 日照り編
おはようございます。木下藤吉郎です。
今から90年前の1930年(昭和5年)の今日、アメリカの3M(スリーエム)社が、セロハンテープを発売しました。
■9月 8日 セロハンテープ発売開始（1930年）（ブルーバックス編集部） | ブルーバックス | 講談社
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また、今から70年前の1950年(昭和25年)の今日は、声優の龍田直樹(たつた なおき)さんの生まれた日です。
■龍田直樹(たつたなおき)の解説 - goo人名事典
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■龍田 直樹 | 株式会社青二プロダクション
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9月8日 火曜日
「不幸を嘆くより、不幸から学ぶ事」と題して更新しております「朝の歳時記風日記」ですが、きのうは、台風や大水における「学ぶべき事」について綴ってまいりました。今回はその対極と言えましょう「日照り」について示していきたいと思います。
お日様がありがたいと感じるのは、大抵の人は春の心地よい日差しや、秋の小春日和、冬の厳しい寒さを和らげるものとしてであり、真夏の厳しい暑さをもたらす日照りは、嫌われ易いものではないかと思います。熱中症(特に昔は日射病と言われた類いのもの)や日焼け、農作物の日焼けや木々のナラ枯れなどは夏の日差しがキツ過ぎると起こる病気であり、年を経る毎にその傾向は地球温暖化問題の意識もあってか激化している感じが否めません。
しかしながら、真夏の強い日差しも「無ければ困るもの」である事を忘れてはいけません。
梅雨が長引き過ぎたり、北からのオホーツク海高気圧が強過ぎて梅雨が明けず「夏が無い年」とされるほどの深刻な冷夏の場合は、日照不足によって農作物に深刻な被害をもたらします。中でも私たちの食生活において欠かすことのできない「米」の主原料であります稲(イネ)は、雨も勿論必要ですが、稲穂が実るためには強い日差しと熱の蓄積も必要と言われています。実は、猛暑になった年は米が豊作になる傾向があるのです。
記録的な冷夏となり日本の米が凶作となった年は、輸入米が多く出回りましたが、その大方の輸入元は熱帯地域の国、タイでした。熱帯地域では雨季と乾季が交互に訪れる傾向があり、雨季で田んぼはどっぷりと水に浸かりますが、乾季の日差しで稲はぐんぐん育ち稲穂を垂れるようになるのです。
思えば、台風の被害では野菜や果物、建物などではよく問題に取り上げられますが、田んぼの稲が台風で根こそぎ剥がされてしまうという被害は聞いた記憶がありません。稲という植物は、暑さに強く、寒さに弱いものなのかもしれません。
今年は梅雨明けが全国的に遅れ、東北北部では立秋より後になってから前線が北上したために、公式には梅雨明け時期が特定できないとされていますが、立秋を越えてから東北で猛暑日を観測した所も多く、全体的に季節の到来が遅い傾向にあります。9月に入ったというのに猛暑日の観測地点が記録的に多いという事実もあります。ただ、明日9日以降は秋雨前線が南下してくるために、ゲリラ雷雨ではなくしとしと雨の所が多くなるようです。
これからは、秋雨前線と台風の接近が怖い季節の本番ですが、これも乗り越えてこその本格的な秋の行楽シーズンです。今回台風9号や10号の被害が無かった所でも、今のうちからしっかりと対策を整え、来るべきその時をじっとやり過ごし、本格的な秋をほっとした笑顔で迎えたいものですね。
今から90年前の1930年(昭和5年)の今日、アメリカの3M(スリーエム)社が、セロハンテープを発売しました。
■9月 8日 セロハンテープ発売開始（1930年）（ブルーバックス編集部） | ブルーバックス | 講談社
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また、今から70年前の1950年(昭和25年)の今日は、声優の龍田直樹(たつた なおき)さんの生まれた日です。
■龍田直樹(たつたなおき)の解説 - goo人名事典
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■龍田 直樹 | 株式会社青二プロダクション
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9月8日 火曜日
「不幸を嘆くより、不幸から学ぶ事」と題して更新しております「朝の歳時記風日記」ですが、きのうは、台風や大水における「学ぶべき事」について綴ってまいりました。今回はその対極と言えましょう「日照り」について示していきたいと思います。
お日様がありがたいと感じるのは、大抵の人は春の心地よい日差しや、秋の小春日和、冬の厳しい寒さを和らげるものとしてであり、真夏の厳しい暑さをもたらす日照りは、嫌われ易いものではないかと思います。熱中症(特に昔は日射病と言われた類いのもの)や日焼け、農作物の日焼けや木々のナラ枯れなどは夏の日差しがキツ過ぎると起こる病気であり、年を経る毎にその傾向は地球温暖化問題の意識もあってか激化している感じが否めません。
しかしながら、真夏の強い日差しも「無ければ困るもの」である事を忘れてはいけません。
梅雨が長引き過ぎたり、北からのオホーツク海高気圧が強過ぎて梅雨が明けず「夏が無い年」とされるほどの深刻な冷夏の場合は、日照不足によって農作物に深刻な被害をもたらします。中でも私たちの食生活において欠かすことのできない「米」の主原料であります稲(イネ)は、雨も勿論必要ですが、稲穂が実るためには強い日差しと熱の蓄積も必要と言われています。実は、猛暑になった年は米が豊作になる傾向があるのです。
記録的な冷夏となり日本の米が凶作となった年は、輸入米が多く出回りましたが、その大方の輸入元は熱帯地域の国、タイでした。熱帯地域では雨季と乾季が交互に訪れる傾向があり、雨季で田んぼはどっぷりと水に浸かりますが、乾季の日差しで稲はぐんぐん育ち稲穂を垂れるようになるのです。
思えば、台風の被害では野菜や果物、建物などではよく問題に取り上げられますが、田んぼの稲が台風で根こそぎ剥がされてしまうという被害は聞いた記憶がありません。稲という植物は、暑さに強く、寒さに弱いものなのかもしれません。
今年は梅雨明けが全国的に遅れ、東北北部では立秋より後になってから前線が北上したために、公式には梅雨明け時期が特定できないとされていますが、立秋を越えてから東北で猛暑日を観測した所も多く、全体的に季節の到来が遅い傾向にあります。9月に入ったというのに猛暑日の観測地点が記録的に多いという事実もあります。ただ、明日9日以降は秋雨前線が南下してくるために、ゲリラ雷雨ではなくしとしと雨の所が多くなるようです。
これからは、秋雨前線と台風の接近が怖い季節の本番ですが、これも乗り越えてこその本格的な秋の行楽シーズンです。今回台風9号や10号の被害が無かった所でも、今のうちからしっかりと対策を整え、来るべきその時をじっとやり過ごし、本格的な秋をほっとした笑顔で迎えたいものですね。
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