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2020年06月25日09:58
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6月25日(木) #2058 私、国民を叱らせて頂きます！��
おはようございます。木下藤吉郎です。
今から70年前の1950年(昭和25年)の今日、北朝鮮軍が北緯38度線を越え、朝鮮戦争が勃発しました。
■埋もれた記憶・朝鮮戦争70年：朝鮮戦争 日本の民間人・少年も戦闘参加 勃発70年、米軍極秘文書で明らかに - 毎日新聞
https:/
また、1974年(昭和49年)の今日は、お笑いコンビ「チキチキジョニー」の岩見真利(いわみ まり)さんの生まれた日です。
■チキチキジョニー ｜松竹芸能株式会社
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6月25日 木曜日
前回は「私、国民を叱らせて頂きます！」シリーズを一旦休止しまして、敢えてそれとは一切関係の無い話を致しました。さて、一度クッションを置いた上での再開ですが、今回は日本人における根本的な問題点について語っていきたいと思います。
皆さんは、こんな言葉を聞いたことがありますでしょうか？ と申しましてもFacebook及びLINEのタイムライン投稿から閲覧されている方には画像でネタバレしておりますが、今回のキーワードはズバリ「ことごとく書を信ずれば、すなわち書無きに如かず」という孟子の格言です。
この言葉、直訳すれば「書に書かれている内容を鵜呑み(うのみ)にするくらいならば、書を読まない方がいい」という意味になります。しかしもちろん、これは書を読む事を否定する言葉では決してありません。書かれている内容を鵜呑みにする事に対して警鐘を鳴らしている格言なのです。
例えば、ニュースの記事一つにしましても、同じ「新聞」である毎日新聞、読売新聞、朝日新聞、産経新聞、日本経済新聞、東京/中日新聞では、書き方、批評にけっこう差がある事があります。新聞を読まずネットから情報を仕入れている方も、人それぞれ記事に対する感想は様々で、何が正しいのか何が間違っているのかは、なかなかに判断が難しいものです。
媒体によって同じ事柄に対する批評が大きく違ってくるのは、よほどの確固たる真理や定理に直接関係するものを除けば、本来は当たり前の事です。例を挙げれば「1＋1＝2」というのは大昔の人々が決めた「数学上の定義」ですから、このルールが媒体によって覆ると大変な事態ですが、一つのキャラクターに対して「かわいい」と思うか「ブサイク」と思うか「ブサかわいい」と思うかは人それぞれであり、各々の個性や感性次第でいくらでも違う答えが出るものです。もっとも「1＋1＝2」の話も、わざと「表現の自由」の観点から「1＋1＝1」や「1＋1＝田」という表し方も出て来るほど、答えというのは曖昧ではっきりしないものが普通なのです。
ところが、日本人の多くはたった1部の新聞や一本の記事に書かれている事を簡単に「鵜呑み」にしてしまい、他の媒体の批評を読まずして「百を知ったつもり」になる“知ったかぶり”が非常に多いきらいを感じます。何を隠そう嘗ての私もそうした傾向が少なからずあり、いろいろな人から怒られた記憶もあります。当時は怒られるたびに「なんでやねん」とも思ったものでしたが、今振り返れば、当時の私は危機的な状況だったのだなと、素直に思う事ができます。その理由はもはや申すまでもありますまいが、「ことごとく書を信ずれば、すなわち書無きに如かず」です。
ただ、くどいようですが大事なことなので何度も書きます。この格言は決して「書を読むべからず」とか「本や新聞に書いてある事ははなっから信用するな」とかいった意味ではありません。戒めているのは「ことごとく書を信ず」る事なのです。参考として頭の中にとっておくとか、「そういう考え方もあるのか」という意味では、信ずる必要があるのです。「この新聞の言ってる事だから100%正しい」とか「テレビで言ってたんだから間違いない」とか、そういう考え方が「ことごとく…」に該当する危険な考え方なのです。
もうここまでまいりますと、何か見えて来たものがあるのではないかと存じますが、続きはまた明日にしたいと思います。
今から70年前の1950年(昭和25年)の今日、北朝鮮軍が北緯38度線を越え、朝鮮戦争が勃発しました。
■埋もれた記憶・朝鮮戦争70年：朝鮮戦争 日本の民間人・少年も戦闘参加 勃発70年、米軍極秘文書で明らかに - 毎日新聞
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また、1974年(昭和49年)の今日は、お笑いコンビ「チキチキジョニー」の岩見真利(いわみ まり)さんの生まれた日です。
■チキチキジョニー ｜松竹芸能株式会社
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6月25日 木曜日
前回は「私、国民を叱らせて頂きます！」シリーズを一旦休止しまして、敢えてそれとは一切関係の無い話を致しました。さて、一度クッションを置いた上での再開ですが、今回は日本人における根本的な問題点について語っていきたいと思います。
皆さんは、こんな言葉を聞いたことがありますでしょうか？ と申しましてもFacebook及びLINEのタイムライン投稿から閲覧されている方には画像でネタバレしておりますが、今回のキーワードはズバリ「ことごとく書を信ずれば、すなわち書無きに如かず」という孟子の格言です。
この言葉、直訳すれば「書に書かれている内容を鵜呑み(うのみ)にするくらいならば、書を読まない方がいい」という意味になります。しかしもちろん、これは書を読む事を否定する言葉では決してありません。書かれている内容を鵜呑みにする事に対して警鐘を鳴らしている格言なのです。
例えば、ニュースの記事一つにしましても、同じ「新聞」である毎日新聞、読売新聞、朝日新聞、産経新聞、日本経済新聞、東京/中日新聞では、書き方、批評にけっこう差がある事があります。新聞を読まずネットから情報を仕入れている方も、人それぞれ記事に対する感想は様々で、何が正しいのか何が間違っているのかは、なかなかに判断が難しいものです。
媒体によって同じ事柄に対する批評が大きく違ってくるのは、よほどの確固たる真理や定理に直接関係するものを除けば、本来は当たり前の事です。例を挙げれば「1＋1＝2」というのは大昔の人々が決めた「数学上の定義」ですから、このルールが媒体によって覆ると大変な事態ですが、一つのキャラクターに対して「かわいい」と思うか「ブサイク」と思うか「ブサかわいい」と思うかは人それぞれであり、各々の個性や感性次第でいくらでも違う答えが出るものです。もっとも「1＋1＝2」の話も、わざと「表現の自由」の観点から「1＋1＝1」や「1＋1＝田」という表し方も出て来るほど、答えというのは曖昧ではっきりしないものが普通なのです。
ところが、日本人の多くはたった1部の新聞や一本の記事に書かれている事を簡単に「鵜呑み」にしてしまい、他の媒体の批評を読まずして「百を知ったつもり」になる“知ったかぶり”が非常に多いきらいを感じます。何を隠そう嘗ての私もそうした傾向が少なからずあり、いろいろな人から怒られた記憶もあります。当時は怒られるたびに「なんでやねん」とも思ったものでしたが、今振り返れば、当時の私は危機的な状況だったのだなと、素直に思う事ができます。その理由はもはや申すまでもありますまいが、「ことごとく書を信ずれば、すなわち書無きに如かず」です。
ただ、くどいようですが大事なことなので何度も書きます。この格言は決して「書を読むべからず」とか「本や新聞に書いてある事ははなっから信用するな」とかいった意味ではありません。戒めているのは「ことごとく書を信ず」る事なのです。参考として頭の中にとっておくとか、「そういう考え方もあるのか」という意味では、信ずる必要があるのです。「この新聞の言ってる事だから100%正しい」とか「テレビで言ってたんだから間違いない」とか、そういう考え方が「ことごとく…」に該当する危険な考え方なのです。
もうここまでまいりますと、何か見えて来たものがあるのではないかと存じますが、続きはまた明日にしたいと思います。
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