おはようございます。木下藤吉郎です。
今から75年前の1945年(昭和20年)の今日、沖縄に陣を張っていた牛島満軍司令官と長勇参謀長が自決し、沖縄における組織戦が終結しました。(沖縄慰霊の日。ただ自決は前日の22日にされたとの説もある。又、個々の戦闘は同年9月7日ごろまで行われていたとされている)
■沖縄戦の実相 | 沖縄戦の歴史 | 平和の日 トップページ | 沖縄市役所
https://www.city.okinawa.okinawa.jp/sp/heiwanohi/2524/2526また、今から25年前の1995年(平成7年)の今日は、俳優で、ジャニーズJr.のユニット「Travis Japan」の、七五三掛龍也(しめかけ りゅうや)さんの生まれた日です。
■七五三掛龍也 プロフィール | ISLAND TV
https://j-island.net/artist/person/id/186月23日 火曜日
前回は東京都知事選における「野党の代表的な党派から2人立候補」の件について触れ、それによる野党支持層の票割れを懸念する事には同意しつつも、だからと言って片方が片方を裏切り者呼ばわりする事は残念であり、こうした様子が、大阪で一度は否決に追い込んだ「大阪市に特別区を設置する事の是非を問う住民投票」を再実施させる遠因にもなったのではないか、と申し上げて締めました。今回はその詳細については述べてまいります。
大阪の選挙、とりわけ府知事選挙、大阪市の選挙における運動に関わった方ならば、まだ比較的記憶に新しい事と思いますが、2015年5月に実施された、大阪市を廃止して特別区を設置する事、いわゆる大阪都構想について是非を問う住民投票において、反対派の旗振り役同然の立場になったのが、日本共産党と自由民主党(自民党)大阪市議団でした。
共産党と自民党は国政においては敵対関係であり、この双方が共闘する事は殆どあり得なかった事でしたが、都構想の旗振り役である大阪維新の会はそもそも自民党の派閥が分離したものであり、その点に理解が深い人々、もちろん私もこの事実をよく覚えていたので、「国政では敵同士でも、都構想反対では共闘」という共産党と自民党の動きには何ら違和感がありませんでした。むしろ「風」に流されるが如く維新の会へ移らなかった自民党大阪市議団に対して、真の保守系党派であると好感を抱いた程でした。(勿論、都構想反対の立場としてのみでしたが)
ところが、共産党支持層の中には、自民党との共闘に嫌悪感を抱く者も少なからずいました。組織の名前で簡単にレッテルを貼って判断してしまい、肝腎要の「候補者の心」を庶民に反映させて運動する姿勢になかなか持って行けなかった点は、2015年の暮れに行われた大阪府知事・大阪市長ダブル選挙で維新の候補者を打ち負かせられなかった大きな元凶だったのではないかと、今でも私は強く感じています。もちろんこれは、共産党支持層にも自民党支持層にも、両方言える事と思います。
これと同じような状況が、まさに今、東京都知事選挙において、立憲民主、共産、社民などが推薦する宇都宮けんじさんと、れいわ新選組の山本太郎さんとの間で起こっているきらいを感じてなりません。Facebookでそういう類の書き込みを見かけてしまったからです。(名誉毀損を防ぐため名前やスクショ等は取っていませんが)
これは私の勝手な憶測に過ぎませんが、「山本太郎さんは、都民の民性を試そうとしてわざと『憎まれ役』を演じているのではないか」と思っています。彼は、共産党の党大会に足を運び「これまでで最高の党」と評価し、一方で新党を立ち上げたり、学者が配信しているYouTube動画に登場するなど、政治の勉強に熱心だからです。そんな彼が、「知事はあらゆる政党や会派の声を聞いた上で判断しなければならない」点からほぼ禁じ手とされる党公認候補で出ている事(宇都宮さんや小池さんは無所属名義)に、甚だ疑問を感じてなりません。また、「当選したら宇都宮さんを副知事にしたい」とも言っているらしく、まるで「宇都宮さんが落ちて私が当選するようならば都民もそんなもんなのかな？」と憐んでいるようにさえ思えました。
また、ITバブル絶頂の頃に良くも悪くも話題の絶えなかった、ホリエモンこと堀江貴文さんが出て来ている事実から、「お笑い百万票」「タレント百万票」にどこまで流されるのかの試しに敢えて出るポーズを取っているようにも見えかねません。
すなわち、私が今回申したかったのは、「排他主義になるべからず」と「いつまでタレント百万票に流されたら気が済むのですか？」という事であります。
また、その一方では私は、こういう傾向が如実になるのは、やはり現代の日本人に根深い大きな問題があるからではないかと、強く思っています。明日はその事を書いていきたいと思います。
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