おはようございます。木下藤吉郎です。
今から130年前の1889年(明治22年)の今日、ブラジルの国旗の原型となるものが完成しました。
※詳細も含めた現行の国旗への改編は1992年5月11日が最後とされる。
■ブラジルの国旗も州が増えると星が加わる | 世界の国旗・国歌研究協会
http://kokkiken.or.jp/archives/145
また、今から70年前の1949年(昭和24年)の今日は、タレントの松崎しげる(まつざき しげる)さんの生まれた日です。
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11月19日 火曜日
今回のタイトルは「真面目な馬鹿」としましたが、どういう事かと申しますと、昔と今とで同じ「お笑い」と呼ばれるものでも、なんだか大きく違うものを感じ、そう付けた次第です。
少し具体的に申しますと、一昔前のお笑いは「真面目に馬鹿な役を演じている」感じがして、今のお笑いはどことなしに「素直に馬鹿な人を見世物小屋のようにして、視聴者を優越感に浸らせている」という“差”を感じてならないと、私は思うのです。
かつてのお笑いの世界は、なかなかに厳しい世界だったと聞きます。落語家さんはその典型例で、いきなり笑い話の練習をさせてもらうのではなく、まずは師匠の身の回りの世話や掃除など、日常生活のイロハを叩き込んでいきます。それは早く寄席に上がりたい弟子の気持ちからすれば大いに不満となるだろう事ですが、それでもそれがあってこそ生活習慣から笑いのタネを身体に刻み込ませて、いざ舞台でさりげなく笑わせるための基礎となっていたのではないかと思うのです。
その証拠と申しましょうか、舞台ではいかにも「頭がパー」な感を出して笑わせるのがうまい方にクイズを出すと、実はその方はけっこう博識で、視聴者やゲストを圧倒させる事が珍しくありません。そんな彼らは恐らく、「基礎知識」や「普通」とは何たるかが概ねご存知であり、そこをわざと外せば笑いが取れると読んで「真面目に馬鹿な人を演じている」のではないかと、私は思うのです。
ところが最近出てきた芸人の方は、「そんな事も知らんのか?」という嘲笑を誘ってお笑い芸人として祭り上げられているきらいを感じます。一時「おバカタレント」としてムーブメントを呼び込んだ方々がその典型例です。その方は後々その恥ずかしい様から脱却したく勉学に励まれたのか、今となっては見違えるような博識を身につけられた方も少なくないですが、逆にそのために視聴者の方が今度は低俗な者に成り下がってはいないだろうかと、ツイッターやフェイスブックを覗いていると感じざるを得ない事が多々あります(´-ω-`)
賢いタレントから視聴者が様々な雑学を教わっていた時代は、もはや終わってしまったと言うべきなのか、林先生やチコちゃんの姿から、そんな事はないと信じたいものですが……。
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