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2019年09月23日10:00

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9月23日(月) #1921 台風と温帯低気圧

おはようございます。木下藤吉郎です。


1984年(昭和59年)の今日、大相撲秋場所の千秋楽が行われ、これを最後に、第二次世界大戦後、GHQに接収された旧両国国技館に代わって大相撲東京場所の舞台として使われてきた蔵前国技館が閉館しました。

■【今日は何の日?】 1984年9月23日 蔵前国技館が閉館:時事ドットコム
https://www.jiji.com/jc/daily?d=0923


また、今から50年前の1969年(昭和44年)の今日は、女優、司会者の鈴木杏樹(すずき あんじゅ)さんの生まれた日です。

■スズキ・ハッピーモーニング 鈴木杏樹のいってらっしゃい | 月曜〜金曜 7時37分〜7時42分
http://www.1242.com/program/anju/




























9月23日 月曜日

新しい一週間が始まりました。しかしながら、今日は秋分の日によりお休みの所も多く、世間一般では「三連休の最終日」という捉え方が多い事と存じます。

又、一方で台風17号及びそれから変わった温帯低気圧の影響で日本全国が風の強い荒れ気味の天気になって、あたふたとされている方も少なくないのではと思います。

よく、台風と温帯低気圧の違いについて、いろいろと間違った認識をされている方が多いように思います。代表的なのが

・台風が衰えると温帯低気圧に変わる

という考え方です。この考え方は、実は非常に危険なのです。

なぜならば、とりわけ今回の台風17号は、温帯低気圧に変わると「再発達」の恐れがあるからです。

詳しく台風と温帯低気圧の違いを述べようとしますと、どうしても長い長い話やたくさんの画像を使った説明をせざるを得なくなりますので、そこは割愛して、ざっくりと「なぜ、今回の台風は温帯低気圧に変わると再発達するかもしれないのか」という事を述べたいと思います。

台風は、もともとは熱帯低気圧と言って、赤道付近の温かく湿った空気による上昇気流で、水蒸気が水や氷の粒に変わる時に放たれる熱によって、発達します。ですから、温かい海の上では発達し、冷えた空気のある日本列島やそれより北の地域まで進むと、勢力が衰えていきます。

冷たい空気を伴うようになりますと、だんだん上昇気流は抑えられていきますが、一方で冷たい空気と、台風をめがけて南から吹き込む暖かく湿った空気がぶつかり合う所では前線が出来始めます。これによって前線面では激しい上昇気流が起こるようになります。

このような前線を伴う形になりますと、台風ではなくなり、温帯低気圧と呼ぶようになります。

しかし、一度台風としては弱まった低気圧は、寒気と南からの温かく湿った空気の温度差によって再度激しい上昇気流が発生するようになります。これが温帯低気圧となってからの「再発達」です。春先に嵐を呼び込む「爆弾低気圧」と似た性質を持っていると言って過言ではないでしょう。

すなわち、今回の台風17号は、「台風のち爆弾低気圧」となるパターンかもしれないのです。ですから、本体が過ぎ去った西日本でもこれから午後にかけては前線による雨の予報がありますし、北日本では九州で発生したようなものと同等あるいはそれ以上の被害が出てもおかしくないと思っていいと、私は思うのです。

なんにせよ、今後の気象情報には十分ご注意ください。
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