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2020年07月22日00:39

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東浦町 郷土資料館 だんつくと虫供養

東浦町郷土資料館にはパネルだが、面白いものが展示されていた。
その一つが「藤江神社のだんつく獅子舞(愛知県指定無形文化財)」だ。

フォト

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パネルにはこうある。

「だんつくは、藤江神社の祭礼で奉納される一人立ち(ひとりだち)の獅子舞です。恋歌仙(こいかせん)・膝折(ひざおり)・隠れ獅子(かくれじし)の3部から成り、各部の初めに古面を被った素盞鳴尊が出て舞い、そこへ雄(一角)と雌(二角)の獅子(※写真左)が腕にかけた太鼓を鳴らし打て現れ、足を踏み、身をくねらせて踊ります。隠獅子の部(※上記写真の場面)では、6頭の子獅子が加わり、獅子が8頭となるので八ッ頭舞楽(やつがしらぶがく)とも呼ばれています。この一人たちの獅子舞は県内では類例がなく、珍しいものです。」※=AYU注

“舞い”は文章と写真で説明されても、結局はよくわからないので、
以下のYouTube参照。


ところで、はんにゃのズクダンズンブングンゲームだが、


ゲーム名からして「だんつく」の影響がみられるが、
2頭の獅子が掛け合いで舞うのに倣ったのだろう、
はんにゃの金田 哲は知多半島と向かい合った渥美半島の出身で、
豊橋の高校に通っていた。
どこかで「だんつく」を見たことがある可能性がある。

ところで、藤江神社の神紋は社名通り上がり藤紋。
https://www.waichiba.com/item/itemgenre/kamonlist/k3281.html

祭神は以下となっている。

・建速須佐之男命
・大国主命
・櫛名田姫命

ところで、もう一つ紹介されていたのが
「東浦五ヶ村虫供養行事(愛知県指定無形文化財)」だ。
パネルにはこうある。

「森岡・緒川・石浜・生路・藤江の各地区(旧五ヶ村)が輪番で実施する虫供養は、毎年秋の彼岸に行われます。農事のために犠牲になった虫を供養する行事で、阿久比(※あぐい)・知多・常滑(※とこなめ)と共に〈知多の虫供養行事〉として県無形民俗文化財に指定されています。古い仏画を祀り、終日鉦(かね)を鳴らして念仏を唱える江戸時代以前から伝わる民族行事です。以前は地域の広場にいくつか小屋を作り、そこに仏画を掲げて行っていましたが、現在は寺院などを会場にして行われています。」※=AYU注

1966年頃の虫供養の小屋が立ち並ぶ(写真中)が紹介されていた。
上記の紹介文を読むまで、「虫供養」を誤解していた。
1950年代までは名古屋市南部では、秋に稲穂が実ると、
直径50cm×全長4mくらいの巨大松明を製作し、
夕刻になるとその松明に点火して火の粉を浴びながら、
上半身裸の男が一人で担いで畦道を走り回った。
それが「虫供養」だと思っていたのだが、
もちろん、その「虫退治」が何故「虫供養」なのだろうと、
ずっと思っていた。
あれが「虫供養」でないなら、あれは一体何だったんだろう。
虫供養の小屋に関しては見た記憶が無い。
現在の東浦五ヶ村虫供養の写真にあるような(写真右)
仏の掛け軸や奉納された品々が、60年代には
むしろの小屋内に並べられていたのだろう。


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