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2019年12月09日22:07

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岩屋岩陰遺跡ツアー8 縄文の旭日シミュレーター

フォト

岩屋岩陰遺跡脇にある水車小屋風バンガローかと思われた建物は入口上に

「金山巨石群
 太陽カレンダーシミュレーター 再現館(さいげんかん)」

のプレートが掲げられている。

フォト



地図上には「金山巨石群(岩屋岩陰遺跡)」と表記されているが、
この再現館内に掲示されている案内パネルにはこう説明があった。

「金山巨石群とは〈岩屋岩陰遺跡巨石群〉と〈線刻石のある巨石群〉〈東の山巨石群〉の3箇所のことを言います。」

この説明書きで、当初、「金山巨石群」だと思っていた巨石群が
「岩屋岩陰遺跡巨石群」と「線刻石のある巨石群」の
隣り合った2つの巨石群のことであり、
ここから平面距離で、ほぼ真650mの山頂付近に
「東の山巨石群」はあるというのだが、そこに至る道は存在せず、
GPSを使って探し出すか、ガイドしてもらうしか
到達する方法はないようだ。
ただ、下呂市金山町にはツキノワグマが生息しており、
『県域統合型GISぎふ クママップ』でチェックしてみると、
ドングリ凶作の今年は再現館の北西5.5km以内で4件の熊目撃情報があり、
いずれも県道での目撃である。
自動車の場合は車内に逃げ込めるが、バイクではそうはいかないし、
バイクでは初めての山道を熊よりも速く走るのは無理だと解っているので、
運を天に任せるしかないが、一応、愛車は逃げることを想定して、
県道に出られる方を向けて、駐車してはある。

再現館の奥の壁には板で巨石F(図版左)に於ける
南中線(太陽が真南に位置する方向を示す線)を示してある(写真中)。
再現館の北西の壁の傾斜は
「4月22日頃・8月20日頃」の南中線の角度に合わせて造作されている。
もっとも低い傾斜角の示しているのは冬至の南中線の角度だ。

そして、巨石Eは神域に差し込む「10月23日頃と2月20日頃」の
朝日の陽光の角度を示すように(図版右)
西側が平面にカットされているが(図版左)、
ほぼ同じ時期である「10月20日頃と2月20日頃」に
神殿の再奥(約60m奥)の至聖所に座る4体の像を
http://rararasan.hatenablog.com/entry/2018/04/09/090234

陽光が照らし出すように設計された
アブシンベル大神殿(紀元前1300年頃ラムセス二世が建設)や
同じ時期を示すカフラーのピラミッドとスフィンクスのセットが存在する。
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