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2019年11月12日20:21

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大曲輪貝塚1 犬を抱いた縄文人

5月中旬 晴れ
自宅の北北東2.6km以内にある大曲輪貝塚(おおぐるわかいづか/MAP左)に向かった。
大曲輪貝塚と命名された後に貝塚以外の遺跡も見つかったことから
大曲輪遺跡とも呼ばれている。
大曲輪貝塚は山崎川(写真中)の南岸に位置する瑞穂公園陸上競技場
(旧瑞穂陸上競技場)周辺一帯(約2200平方メートルが発掘された)の名称。

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瑞穂陸上競技場は奈良時代末期から大東亜戦争前まで、我が本家が所有していた土地を
名古屋市が買収して建造された陸上競技場だったが、1980年に競技場の改築の為、
旧スタンドを取り壊した際に、
その下に遺跡が良好な状態で残存している事が確認されたもの。
瑞穂陸上競技場が世界的になったのは何と言っても1980年から2010年まで
名古屋国際女子マラソンの発着場となったことによる。
瑞穂陸上競技場で高橋尚子選手と野口みずき選手はオリンピック代表を決め、
それぞれシドニー五輪とアテネ五輪で金メダルを獲得している。
現在は、その瑞穂公園陸上競技場の西側に一体となったパロマ瑞穂スポーツパークの
西側に発掘された遺跡の一部が埋め戻され、遺跡保存スペースとも言える、
芝生を張ったスペースが柵で囲って、保存されている。
このスペースとパロマ瑞穂スポーツパークの間の妙な場所に
『大曲輪人骨』のモニュメントがある。

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この黒大理石のモニュメントは
大曲輪人骨の出土した場所(現在は大曲輪人骨のレプリカが置かれている)の
蓋を兼ねたもののようで、中央には大曲輪人骨のレプリカの写真と
案内文を記したパネルがはめ込まれている。
案内文にはこうある。

「大曲輪遺跡では、1980年の発掘調査で、手足を折り曲げて屈葬された縄文時代の人骨が出土しています。抜歯されていることから、縄文時代晩期(今からおよそ3,000年前)の人骨と考えられます。胸のあたりで一体分の犬の骨が見つかっており、一緒に埋葬されたとも言われています。出土した人骨は、名古屋市博物館で常設展示されています。」

遺跡保存スペース脇の案内パネルには大曲輪人骨の出土時に撮影された写真が掲示されていたが、

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大曲輪人骨の足元に置かれていた甕は細かく粉砕されている。
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