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2019年08月19日22:02

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ヴィーナス&女神ツアー45 半人半蛙or蛙

井戸尻考古館正面の階段を上がると、
右手に事務所、左手に展示室が配置されている。
入場料は一般が300円。
『井戸尻考古館』の公式ウェブサイトには、こう説明されている。
http://userweb.alles.or.jp/fujimi/idojiri.html

「井戸尻考古館は、八ケ岳山麓を舞台に生活した縄文時代(約8000〜2300年前)の生活文化を復元して、現代生活の向上に資することを目的とした施設です。
 館内には、今までに発掘調査して出土した資料のうち、二千点余りの土器や石器を年代順に並べ、移り変りや用途を知ることができます。また、住居展示や食物・装身具・衣類なども併せて展示し、一見すればわかるように努めています。また、土器や土偶など文様解読で明らかになった当時の宗教観念や世界観・神話などを解説しています。」

特定の展示物以外は撮影可だったのがありがたい。
撮影は最低限にしようと思ったのだが、展示物が、いずれも素晴らしく、
膨大な量を撮影することになった。
井戸尻考古館は今回のツアーのメインではなく、
予定外の偶然の来館だったのだが、滞在時間を含め、
結果的にツアーのメインとなってしまった。

展示室には履物は脱ぐ形になっており、
入り口に入った場所にソファーが置いてあった。
気温は上がっていたのだが、展示室入口は大きく解放されており、
エアコンがあまり効いていなかったので、汗っかきであり、
観客が一人もいなかったこともあって、ショルダーバッグ以外の荷物を
入口のソファーに置いて、館内を巡った。
展示室に入ると、最初の部分に世界各地の土器に見られる
半人半蛙文(はんじんはんあもん)を時代別に整理したパネルがあった。

フォト

展示パネルにある、最も旧い半人半蛙文は紀元前5,000年以降の
黄河流域で見つかった土器にみられる文だが、

フォト

初期のものは半人半蛙というよりは
“蛙”そのものに見えなくもないものだ。

次いで紹介されているのは
紀元前4,000年以降のイラン高原で見つかった
土器片に見られるものだが(写真左)、いずれも半人半蛙というより“蛙”、いや、私見では明らかに亀と思えものが混じっていたので、
(写真左)も亀を抽象化したものである可能性も考えられる。

次いで紀元前3,000年以降の
ドナウ川流域で見つかった土器の文だが(写真中)、
上の文は、やはり半人半蛙には見えないものの、
下の文は半人半蛙と呼べるものだと思う。

次いで紀元前3,000年(縄文時代晩期)以降の
日本列島中部の半人半蛙文だ。

フォト

上記図版の上列左2点の文は、やはり個人的には“蛙”にしか見えない文だ。

最後に1世紀以降の中南米で見つかった文だが、
個人的に半人半蛙と思えるのは横中列中央の1点とその真下の1点のみで、
他は“蛙”か悪魔(エイリアン?)にしか見えない。
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