映画　もしも夢で逢えたなら・・・

あらすじ
　それは多数派による人違いから始まった、最初から失恋する恋だった。
自分に似合う男性を追求していくといつも同じ人で滞っていた。
しかし恋愛依存症の彼女には正しい判断ができなくなっていった。
また人違い、また人違いと恋愛だけを繰り返していくため結婚にはたどり着けそうにない彼女はライターになる夢を実現させるためにパンデミック状態の２０２０年からライターの仕事をもらおうと必死になっていった。また一年、また一年と独身時代を一人で行っていくのだが、彼女の野暮は止まることがなかった。
　ある日、ドイツ語が堪能なドイツ人たちが地元のスポーツジムにやってきたが、彼女は彼らに会うことなく、自宅の一室にこもるようにして仕事を探していた。
　そんな時に恋愛映画がどれもバッドエンドであることに気がついた彼女はアガサクリスティーの「そして誰もいなくなった」というタイトルを見て泣いてしまった。
一人の時間に慣れてしまったため、彼女は世界一周旅行を夢見るようになったが、彼女は恋愛依存症の時にセックス依存症にもなってしまい娼婦として働いてしまったが、熱心な宗教家でもある彼女はその罪悪感を晴らすためにドラッグ依存症になっていき、終いには正しい判断ができなくなってしまい、月８００万円以上稼いでも全てドメスティックバイオレンスを繰り返し行ってくる男性に渡してしまい貯金は０円になってしまったのだった。
そのため、彼女は生活保護費を貰うためにあれこれ試行錯誤を練るようになっていくのだが、やはり宗教が好きな彼女は不正を嫌い、部屋にこもってSNSに頼るようになっていった。彼女は児童期間の記憶を思い出し、フラッシュバックを繰り返すようになり、統合失調症と躁鬱病を患い、精神病院の隔離病棟を行き交うようになっていった。
彼女に似合う薬はどれも劇薬に近く、彼女は精神的にも病んでいくのだが、自分の理想の男性は児童期間に失恋した相手だということに気がついていくのだった。
彼女の年齢は既に３４歳になろうとしていたが、彼女は英語の勉強をする機会だと思い、新しいことを部屋の中でたった一人で挑むようになっていった。
彼女は失恋した男性というが、それは映画のスクリーン越しのことでバーチャルのような世界観だった。
周囲は失笑したが、彼女は誰にも負けない速度で進化させていくのだが、ドラッグの後遺症なのか早期アルツハイマーを患っていたが、それは本人は知らない状態だったのだった。
自分のIQが１００を満たさない国民には補助金が割り当てられる制度があったが、彼女は３０歳を過ぎてから初めて知った国民制度だった。彼女のIQは７０まで落ち込んでいたが、夢に出てくる男性に片思いをすることで強気になれるようになっていくのだが、それも時間の問題だった。彼女はパンデミック状態で世界大恐慌が起こりそうだと感じ、ライターではなく総理大臣の職を目指すようになっていった。
　悪夢を終わらせたい彼女は知らない国民に対して罵倒を続けながら境界性パーソナリティ障害と解離性パーソナリティ障害と反社会性パーソナリティ障害と演技性パーソナリティ障害を克服しようと奮起したが、相手には迷惑だろうと考えていた。自分の財産を投げうってでもなんとかして自分の精神状態を保とうと部屋の中で工夫した結果だったのだった。
　ある日、その男性がピアニストであることを知り、彼女は過去の自分の記憶では生き別れた亭主のような感覚だったため、彼の結婚指輪に喜びを隠せなかったのだった。それは前世では貧困で喧嘩が絶えない夫婦のようだったからである。
その後彼女は夢の中で別の男性の夢を見るようになっていった。
そして彼女の精神状態は安定したのだった。