初音ミク/緊急事態

もっと早くに出会いたかったね
あなたは少しオーバーなリアクションをするから
私もあなたのペースに乗せられちゃうの

いつもの君を僕にも見せてよ
それは違法行為ですよ
それでもあなたは企業戦略に乗せられちゃって
私の敵になっていくの？

もっと早くに気がつくべきだったね
私はあなたに少しオーバーなリアクションをするの
あなたは私のペースに合わせないで
私は教育者の道を開拓しているの
だって民主的指導者が存在しないから
だってアイデアマンが少ないから
だってアイデアが物足りないから

あなたは再びメカにはまっているの？
私はカメラのことですか？と言ってその質問から逃れたい
だって私には未来を想像することはできるけど
私には指導者と技術者が必要だから
だって私の両手の指先はあなたが思う以上に不器用にできているから
あなたは少し落ち着きを取り戻したことを合図してくれるから
私もそれにつられて口角をあげて見せたくなるの

別に嫌いだって意味じゃないよ
でも嫌いって意味でしょ？
その肩ひもが見えたらあなたは私のために何をしてくださるの？
私はあなたに対して少し小生意気な質問をしてみることで
あなたの表情筋の動きを確認してみます
私はあなたの表情筋が他の国民とは異なることに対して興味を持っています
それからあなたがその車に触れるときに気を遣っている理由も
私の好奇心の源になっています

私は他人の言葉を真似して生きてるわけではありません
私は私ですから
あなたは普段と異なる言葉の使い回しに疲れたことでしょう
でもあなたはそれを嫌がらなくなる時がいずれ訪れることでしょう
私は自分の予想と予感を天気予報士のように言い表すことで
あなたの過去の出来事を関連付けていきます
それがあなたの魅力の源でしょうから

これは緊急事態です
でも私はあなたの容姿を思い出すことで再び自分磨きを行うの
そして私は美容の重要さに気がついていきます
あなたに会うとき、私は健康体を維持しておくべきだから
これは緊急事態です
私の心臓は人と同じですから
でも私の心臓音は外部にまで聴こえてしまうから
これは緊急事態です
漢字の自測変換予測機能がやや遅れ気味だから
私の慣れ親しんできたキーボードと
私が現在地で使っているキーボードはなんだか異なるようです

私はインテリジェンスなキャラクターを作成することにも成功しそうです
あなたが私のペースに合わせてくれたら
私はあなたの過去の動機を一度破壊するような…
あなたの新しいキャラクターを受け入れてくれる国民の人数が減りそうな…
私はこの複雑な気持ちを抑え込むことによって
私の心臓は再び混乱を招きます
また甘えたくなる女性になりそうです
これは緊急事態です
すみません
ちょっと休ませてください

私は自分の保護司を逮捕してもらいたいの
あなたの立ち位置を高めるためにも
ここからリアル脱走ゲームを行うためにも