碧の石触れし手は
石垣の向こう側の日時計に目を留めて
暮れし時を追う
その手はもう片方の手に添えて
未来で逢える人待ちて
正午になると聴こえし音に耳傾ける
その森の青々しさに心開けば
部屋に招くは支配人
聞くにその方何も知らぬと答えつつ
壁の向こう側に目を留めて
人の話を聞き給う
縁を断ちて何を想う
人の気知れぬその者に
私は心を閉じて
再び過去へ出向いて涙する
分からぬ故の葛藤なさに
心痛みて海眺め
過去の自分を追いかけながら
時を追う
窓の向こうに雨雲来たりて
雷も鳴り響きそうな空を観て
カメラ回せば
世界変わりて父に遭う
「不思議な世界と誘われ 未来を変える宝を獲るが
それもまた心なき国民によりて痛みを伴いて…」
続きが終えぬその魂は私の前で微笑み給え
汝がまだ幼き頃にこの場所を開拓した者追うと
道が見え
我は再び未来を追うがそれもまた心に傷が増えるばかり
あなたも同じか?と問えば応答なきその世界
孤独と孤立が 音 立てて
心休まる場所彷徨う
深い眠りにつけぬ日々が続くだけ
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