東部戦線の戦力が削がれ、東部戦線でもウクライナ軍の攻勢が可能になることが期待できる>>
■ ウクライナが勝利するためにすべきこと
ウクライナもロシアは問題を抱えているが、ロシアに敗北することがあってはいけない。ウクライナが勝利するためにはどうすればよいのか。
西側諸国の長距離火砲を大量にウクライナに供与せよ
ウクライナ軍は、ロシア軍が優勢な長距離火砲とその弾薬を重視して破壊すべきだ。
そのために、米国のHIMARSのみならず、長射程の榴弾砲「Pzh 2000」と「カエサル(Cesar)」榴弾砲が必要だ。
しかし、欧米の長距離砲の供給は乏しく、量的に優勢なロシアの長距離砲との戦いに現時点で勝利するには数が不足している。
勢力均衡の達成には数カ月かかるという意見もある。
もう一つ方法がある。
ロシア軍がその優位性を100%発揮できないように、弱点を突くという方法だ。
具体的には、兵站に関連するが、弾薬庫を破壊することだ。
この点でウクライナの砲兵部隊は、すでにかなりの成功を収めている。最近、ザポロージアやドンバスでロシア軍の倉庫が4、5回大きな爆発を起こしたという報道がある。
ロシア軍のもう一つの弱点は歩兵である。
歩兵、特に経験豊富な兵士を損耗させることで、ロシア軍の作戦を失敗させることができる。
この点で、砲兵部隊の火力により、プーチンの歩兵部隊、特に経験豊かな民間軍事会社所属の傭兵ワグネルの部隊やチェチェン人のカディロフ部隊に大打撃を与えることを徹底的に追求すべきであろう。
ウクライナ軍はロシア軍の弱点である南部での攻勢を実施すべきだ
ロシア軍は現在、東部2州に戦闘力を集中している。
そのため、南部のヘルソン州とザポリージャ州が配備の弱点になっている。
南部において攻勢をかけ、ロシア軍を両州から追い出すことが重要だ。
今までウクライナ軍は既に少ない兵力でこのことを開始しているが、より大きな戦力で両州において攻勢をかけるべきだ。
その際に、両州に存在する反ロシア勢力のパルチザンと密接に連携すべきだろう。ウクライナ軍とパルチザンの両方に攻撃されるとロシア軍の防御は難しくなる。
南部におけるウクライナ軍の攻勢は、ドンバス地方に戦力を集中しているロシア軍の弱点を突くことになり、ロシア軍は増援部隊をヘルソンなどに派遣しなければならず、東部戦線の戦力が削がれ、東部戦線でもウクライナ軍の攻勢が可能になることが期待できる。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー以上転載ー
https://news.yahoo.co.jp/articles/24ed509981adedbd39178e128817dadd1547234e?page=8
ログインしてコメントを確認・投稿する