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2020年01月18日00:31

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千葉セクションには、約77万年前に地球のN極とS極が入れ替わった最後の地磁気逆転の痕跡が明瞭に残っている>

新生代後期(鮮新世以降)の地磁気極性。黒い箇所は現在と同じ極性、白い部分は現在と逆の極性。AgeのMaは百万年[1]
地磁気逆転(ちじきぎゃくてん、英語: geomagnetic reversal)とは、地磁気の向きが南北逆になることである[2]。地磁気の反転(ちじきのはんてん)[2]、地球磁場の逆転(ちきゅうじばのぎゃくてん、英語: reversal of geomagnetic field)[3]ともよばれる。


目次 [非表示]
1 研究の歴史
2 現在判明している逆転期
3 地層
4 原理
5 影響
6 脚注
7 参考文献
8 関連項目
9 外部リンク

研究の歴史[編集]

1600年に、ウィリアム・ギルバートが地球は一つの大きな磁石であると主張した。1828年には、カール・フリードリヒ・ガウスが地磁気の研究を開始した。さらに1906年には、ベルナール・ブリュンヌによって現在の地磁気の向きとは逆向きに磁化された岩石が発見された[4]。

1926年、京都帝国大学(現在の京都大学)教授の松山基範が、兵庫県の玄武洞の岩石が、逆向きに磁化されていることを発見した。松山はその後、国内外36か所で火成岩の磁気の調査を行い、他にも逆向きに磁化された岩石を発見した。松山は1929年、地磁気逆転の可能性を示す論文を発表した。当時の常識に反する考え方だったため、当初の評判はよくなかった。その後、古地磁気学が盛んになり、年代測定の技術も進歩した。その結果地磁気が逆転を繰り返していることがはっきりしてきた。

1964年には、アメリカの研究グループが地磁気極性の年代表を発表した。このとき、アラン・コックス(英語版)は2つの「逆磁極期」(反対は「正磁極期」)のうちの1つに、松山の名前を選んだ。

現在判明している逆転期[編集]

過去360万年の間に11回は逆転し、現在では、2つの逆磁極期があったことが判明している。589.4万年前から358万年前の逆転期は、「ギルバート」と名づけられ、258.1万年前から78万年前の逆転期は「松山」と名づけられている[5]。なお、国立極地研究所らの研究によれば、より精密な年代決定を行った結果、最後の磁気逆転の時期は約77万年前と報告されている[6][7]。
ブリュンヌ期(ブリュンヌ正磁極期) : 77万年前 - 現在
松山‐ブリュンヌ逆転 : 77万年前
松山期(松山逆磁極期): 258.1万年前 - 77万年前
ガウス‐松山逆転(英語版) : 258.1万年前[5]。
ガウス期(ガウス正磁極期) : 358万年前 - 258.1万年前[5]
ギルバート‐ガウス逆転(Gilbert-Gauss reversal) : 358万年前[5]
ギルバート期(ギルバート逆磁極期) : 589.4万年前 - 358万年前[5]

地層[編集]

77万年前に磁場逆転した証拠となる地層は、千葉県市原市田淵の養老川沿いの崖面[8](千葉セクション)とイタリアのモンテルバーノ・イオニコとビィラ・デ・マルシェに存在する[7]。

原理[編集]

地球が地磁気を持つ仕組みは解明されつつあるが、地磁気逆転がどうして起きるかは、いまだに分かっていない。

影響[編集]

地磁気エクスプロージョン(英語版)や地磁気反転期など双極子成分が弱くなり相対的に四極子(4重極)成分が卓越する地磁気イベントにおいては特に中低緯度域で宇宙線降下量の大幅な増加が予想され、それまでは地磁気によるローレンツ力で弾かれていた宇宙線の大気圏への入射量が増え、それにより大気が電離する事により、氷結核が増加して過冷却状態の水蒸気が凝結して雲の発生が増え、日射量が減少して気候が寒冷化することにより氷河期の到来等の気象変動の要因になるという説がある[9]。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー以上転載ーー
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9C%B0%E7%A3%81%E6%B0%97%E9%80%86%E8%BB%A2


地質時代に「チバニアン」決定

 77万4000〜12万9000年前(中期更新世)の地質時代が「チバニアン」(千葉時代)と命名されることが17日、韓国・釜山で開かれた国際地質科学連合の理事会で決まった。千葉県市原市の川沿いに露出した地層「千葉セクション」が、中期更新世と前期更新世の境界を示す代表的な地層として認められた。地球の歴史を117に分けた地質時代に、日本の地名が付くのは初めて。


N極、S極入れ替わった最後の痕跡


 千葉セクションには、約77万年前に地球のN極とS極が入れ替わった最後の地磁気逆転の痕跡が明瞭に残っている。茨城大や国立極地研究所などの研究チームは、この地層を時代の境界となる「国際模式地」として認めるよう、2017年6月に同連合へ申請していた。


 国際模式地を巡ってはイタリアも2カ所の地層を申請し、中期更新世を「イオニアン」とする提案もあったが、千葉は地磁気逆転を示すデータの質が良く、1次審査で破っていた。18年に2次審査、19年に3次審査を通過。17日の理事会では理事の過半数の賛成を得て「チバニアン」が決まった。


 審査中、研究不正を訴えて命名に反対する国内の研究者が、国際地質科学連合の委員に異議を申し立てるメールを送ったり、地層沿いの土地の賃借権を取得したりする動きもあった。市原市はこれに対して、研究者が自由に立ち入れる条例を19年9月に制定するなど、研究チームを支援していた。


 地層を含む市原市の養老川沿いの一帯は18年10月、国の天然記念物に指定された。命名が取り沙汰され始めて以降、見学に訪れる人が増加し、地元でも正式な命名への期待が高まっていた。【池田知広】



毎日新聞
【年表で見るチバニアン】【写真】「千葉セクション」はこんなところ<「印西ってどこ?」「チーバくんの目のあたり」>
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー以上転載ーー
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=5939165
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