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2019年10月09日20:04

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スリッパ

小学校の低学年の頃、いや、それより前の幼稚園の頃から、上履きやらズックやらサンダルなどの履物を左右逆にして履く子がいまして、僕にはその子達の心根がよくわかりませんでした。

というのも、注意されればその時は笑いながら履き直すわけですが、気がつくとまた逆に履いています。何度もなんども大人や年上の女の子たちに注意されるのですが、その度に履き直します。でもまたちょっとすると、また逆です。なんど注意されようと治る気配がないのです。

よーく観察していると、一度脱ぐともういけません。>〜< 脱ぎ散らかされた靴やサンダルは、左右はおろか天地も向きもありゃしない。仕舞いにゃ片方どっかに行ってたりします。
それをまた急いで履くわけだから、どっちがどっちか構ってられないようです。
忙しさのあまり、直す気もなかったのかもしれません。

あの右左逆に履いた時の変な感じは、ないのだろうか?
幼い子供の足だから、柔らかいから、足がピタッと靴になじむんだろうか? う〜む。

注意散漫、天地無縫、頑固一徹、唯我独尊。
ご本人はまったく気にしてません。というより、なんにも考えてません。どうして? どうしてなの? さっぱりよくわかりませんでした。。。

ですが逆に、そうゆう子たちの性格がうらやましくもあったりするわけです。
だって一発でお笑いが取れるんですよ。かまってもらえるし。どんなに偉そうなこと言おうと、どれだけケンカが強くたって、どっか抜けてて、放っておけない愛すべき存在として、取り扱われるのです。まわりから。

グループに、隣近所の幼馴染に、ぜひひとり欲しいキャラクターだったように思います。

なぜこんなことを書いているのか? というと、地元のデパートの7階リビング階に、帆布でできたバブーシュという室内履き(スリッパ)がありまして、そのパンフの一節にこう書かれていました。

「帆布生地だから 洗濯機で丸洗いできます。」
・これは便利! 理解できる。

「足にやさしい履き心地を追求したら、防音性も高まりました。」
・なるほど。裏も柔らか素材で履きやすそう。

「左右が同じ形なので、ときどき入れ替えて履くと長持ちします。」
・え? どうゆうこと?

ショックでした。一番最後のが。
そんな発想したことなかったので、えっ? と思いました。言われてみれば、確かにそうだけど。。

元は同じ形のスリッパでも右は右、左は左と、左右を決めて履くじゃない。そうすると足の型がついてしまうじゃない。
試しに今、履いているスリッパを逆にして履いてみると、違和感しかありません。。履き癖が付いているので。。

これは良いことなのか、それとも悪徳なのか。
慣れには違いないが、慣れるしかないのか? それでも慣れれば平気なのか?



これって絶対、あのキャラクターの子供が成長して作った靴なんだろうなー。と思った。
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