mixiユーザー(id:346056)

2021年09月18日17:20

97 view

大ベルセルク展

それは漫画というにはあまりにも細かすぎた 細く 力強く 黒く そして繊細すぎた。それはまさに芸術だった。

例の「それは剣というには…」が元ネタであります。
いやまあ、それくらい描きこみ半端なかった…。
ご本人にそのつもりはなかったんだろうけど、これは人の命を食ってしまう描き方だと感じた。(※そりゃ、現時点でご存命だったら、わあ、すっごーい! 神業!? くらいの気持ちかもしれないけど…)
一見、線が太いイメージだったけど、じつは使っている画材は丸ペンとかスクールペンみたいな、細い線をひたすら重ねて画面が黒くなっている感じ。

どこまでがご本人、どこまでがアシスタントさんの仕事だろうか? けっこう、ご本人が細かいところまで描いていそうな印象を受けたのだが。
さすがに、無地の紙に青い内枠・断ち切り線・外枠をひくのは、アシさんなのかな、と思ったけど。

人がゴミのように死んだり、魔物の大群とか、おぞましい絵が大量に産みだされたわけだが、「かわいげ」もかなりあるのが三浦先生の特徴ではないか。
パックももちろんかわいいし、女の子キャラも丸みを帯びていてかわいい。

女の子キャラのカラーイラストは、すごくポップな色使いもあったりして…。臓物のような色合いの(としか表現できない…)魔物と同じ人が描いたの?と驚くばかり。

ベルセルクといえば…の「蝕」は…蝕を再現したコーナーもあって、その物量は半端なかったものの、やはり絵で見て湧き出るイメージには残念ながら勝てないと感じた。

フィギュアがたくさん展示されていて、それは撮影OK。全部は掲載しきれないので、より抜きでフォトに載せておいた。

フォト

フォト

フォト

ゾットの等身大も、もちろん迫力あったけど、原作通りに毛皮だったので、モフモフ感がありまして…。

等身大ってこんな。指先と比べてみる。
フォト

羽海野チカ先生も一緒に参加するという、SFっぽいアニメの企画も進んでいて、キャラ画が描かれていたそうで、展示されていた(タイトル忘れた。メモし損ねた。)。これは非常にかわいらしいキャライラストだった。

会期短いのと、緊急事態宣言中なのと、なんといっても作者さんが亡くなってしまったというのがとにかく惜しいけど、行って良かった展覧会でした。

9 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する