ねぇどうしてそんなにおどてけてみせるの?だって誰も私の泣き顔なんて見たくはないでしょう綺麗な女性(ひと)なら流す涙にほろりとするのでしょうけれど私が流しても誰もに気にも止めない「何 泣いてんの?』と不思議がられるだけだったら笑ってる方がいいじ
あの日風に消されたあなたへの言葉は今は何処で迷っているのでしょうか海に沈む夕陽を見ながら交わした約束は泡となって消えたのでしょうか今日もまた懐かしい海の風に誘われてこの街を訪ねています
「もう終わりにしましょう」知らず知らずのうちにちぐはぐになってたふたりの心些細な事が重なり思わず言葉にしたあの台詞あなたは何も言わず部屋を飛び出した大好きだったギターを置いたまま今もこの街を離れることが出来ずに時間(とき)が過ぎてゆく
あなたの姿を見かける度にあなたの声が聞こえる度にあなたへの想いに支配をされてゆくそれなのに何ひとつ思うように伝える事が出来ないのまるでマリオネットのように
憧れた世界をあなたは掴み取ろうとしているその世界には私も居るのでしょうか?そんな事を思う度不安ばかりが募ってゆくそんな自分への答えを見つけるためにこの部屋を出てゆくわさようならの言葉と一緒に鍵はいつもの場所に置いたまま
籠の外で鳴く鳥が眩しくて自由が有るのか尋ねれば自由がある代わり多くの危険を教わったそして大空を飛ぶ自由はないかもしれないけれどいつも籠の中で美しい姿の君が羨ましいと去ってゆく『自由┃って何でしょうか
お互いの答えが出ないまま見つめていた夕暮れの空あの時同じ答えが出ていたら現在(いま)2人どんな暮らしが待っていたのでしょう
もしも…時を超えてまた会えたならあの時の「約束」を思い出して欠けては満ちてゆく月と同じように何度出会いと別れがあっても必ず繋いだその手を離さないと誓ったあの日の「約束」を