「目に見える以上のもの」
恐ろしい夢を見た。
いや、あれは夢だったのだろうか。宏大無辺な宇宙の深淵のいずこかで実在する光景をたまたま夢という形で目撃してしまったのではないのだろうか。
そう思ってしまう程にあの光景は強い迫真性と衝撃を持って私の脳裏に焼きついたのだ。
あの光景―――金属で覆われた惑星の上で機械からなる体を持つ巨人達が野蛮な怒声を張り上げながら残虐な闘争を飽きることなく繰り広げていた。
嗚呼、今もまだ巨人達の野蛮な叫びが耳の内で木霊している。
「デストロン軍団アターック!」
「そこまでだ!メガトロン!」
「おのれコンボイ!」
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