富野由悠季がラブライブの監督をしたら

制作インタビュー
御禿「僕も若くて可愛いアイドルたちに囲まれて仕事したっていいでしょう。
この年になるともう恥も外聞も知ったことではなくなります。
だからサンライズに凸かまして言ってやったんです『お前らガンダムでサンザン儲けたんだから少しは老い先短い老人のお願いくらい聞き届けなさいよ』とね。
こういうやり方を大人げないと思う方もいらっしゃるかも知れませんけどこれも大人のやり方です。
さっきも言いましたけど僕はあとは死ぬだけの老い先短い老人なんです、だから未練を抱えるくらいならいくらでも破廉恥なことができるんです、これが老いることの強みだと思ってます。
もちろん若い人は真似してはいけません（笑）」

アイドルについて
御禿「アイドルつまり偶像的女性については僕はこれでも一家言あるつもりなんです、それはセイラ・マスとかセシリー・フェアチャイルドとかいったキャラクターを見てもらえばわかってもらえるかも知れません。アイーダ・スルガンはちょっと思った通りに動かせなかったんだけれども。
そもそも若い女の子をみて取り巻きの男たちが興奮するという構図は人類がホモサピエンスになる前からの普遍的な現象であって、それは人間の生々しさ、ヴィヴィッドな部分なんです。例えそれが女子高生のやるアイドルだとしてもキチンとやればそれは人間を描くということになるんですよ。
『富野に女子高生が描けるのかよ』と言われるかもかも知れませんが大きなお世話です、女性に対する情念は最近の若い人よりよほどギラギラしている自負があります、ハゲたジジイの性欲を舐めないでいただきたい(笑)」

声優に対して
御禿「貴女方にはアイドルとして人前に晒されてもらいます、それは声優とか俳優とかいった演技のお仕事以上に自身の尊厳に関わる行為であってそれは貴女方が現時点で想像しているよりもずっと厳しいことです。
はっきり言います、泣いてもらいます、苦しんでもらいます、ですが逃げ場はありません。その覚悟がなければ今のうちに辞退してください。
後これも今のうちに言っておきます、セクハラはあります」

演出について
御禿「パンチラはありません。これはシリーズ全体の規約的なルールでもあるんですが、それ以上に僕の演出方針としてパンツは見せません。
けれどスクールアイドル達は制服やステージ衣装のスカートで飛んだり跳ねたりしますので当然際どいカットも出て来ます。だけど絶対にパンツは見せませんのでそこで無駄にコマ送りしてしまう人がいれば僕の勝ちということです」

スタッフについて
安田朗「キャラデザインして来ました！」
永野護「ドレスデザインして来ました！」
田中公平「曲作って来ました！」
今川泰宏「ステージのコンテ切って来ました！」
御禿「残念です、すでに一流とも言えるキャリアを持っているあなた方にこんなことを言うのは非情に残念なのですがこんなものは使えません全部やり直しです。
確かにこれらは一目見ただけで一流のクオリティがあることはわかります、ですが一流の製品でしかありません。それではラブライブでやる意味がないということを理解してください。
ラブライブは女子高生のアイドルだと言うことをもっと真剣に考えて作品をつくってもらわないと困るんです。
つまりこういうことです、お前ら女子高生になれよ、と。まずは心にスカートを履いてください、それができないなら実際にスカート履いてくださいよ！永野君みたいにファッションで履くんじゃなくてちゃんと女子高生としてです。
そうやって女子高生のメンタリティを作った上であなた方の持つスキルをそこに織り込んで欲しいんです。
それができないのであればこの作品から降りて下さって結構です。別の人を探しますし、見つからないのであれば僕がやります。
そもそも今川、お前は呼んでねぇんだよ、コンテ切るのは俺の楽しみなんだから他の誰にもやらせません。
あと永野と安田は追加でお説教するので残りなさい」