「この兵器はあまりに強力で残酷な死をもたらすので同じ人間に使ってはならない」
中世ヨーロッパのクロスボウの話です。
クロスボウ、機関銃、ダイナマイトなど当代最強の兵器は常に議論の的になってきた。核兵器も正しくその延長線上にあると言える。
そしてそれら兵器の発展とは別に戦争は起こり続けてきたし、続けている。
「戦争」と言うと無意識に「太平洋戦争の日本側」に限定して考えてしまう人も散見されるが、戦争は古代ギリシャのポリスの抗争から自称イスラム国討伐まで様々な時代の様々な所でそれぞれの理由で生じているのだ。
つまり、「核兵器廃絶」と「平和」というのは別個の政治的要求なのだ。それぞれの要求達成のために重複する部分があることは否定しないが。
「核兵器廃絶」を主張するのは良い、「平和」を主張するのは良い、「核兵器廃絶かつ兵器」を主張するのも良いだろう。
だが核兵器がなくなれば平和になる、というのは安直な想い込みだろう。
■コロナも核兵器もみんなが当事者 長崎市長あいさつ全文
(朝日新聞デジタル - 08月09日 12:16)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=6188581
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