最近、外国語を日本語に翻訳した本をいくつか読んだ。外国語だと母国語を読むより3倍以上の時間がかかるらしいので、日本語ならもっとスラスラ読めるだろうと思ったのだ。特に、理論書なんていうのは原書で読むとエラく時間がかかるので、この機会に翻訳で読
通常、我々は世界が我々自身の意識からは独立して存在すると信じている。自己が外の世界からの刺激を器官で受容して、それが神経を伝って脳に伝えられ、そこでイメージなり音なりを構成するということになる。ことばというのはこれらの刺激を通じて得られた外
裁判員候補「呼び出しも拒否」http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=843351&media_id=4かなり前に政治理論の授業で習ったのでうろ覚え。でも、民主主義の原点である古代ギリシャの都市国家では陪審員制度は参政権と兵役に並ぶ市民の自治の実践だったと聞いた
人間はことばを話す動物である。へー、それで?って言われそうだけど、それが意味するところは思ったより自明ではない。以前、うちの娘が友達から借りてきたオウムのおもちゃ。よくできたもので、話しかけると返事をする。マイクロチップが内蔵されているよう
『柳田国男の青春』(岡谷公二著、筑摩書房、1991年)に次のような話があった。柳田が主催するイブセン会でイプセンの『野鴨』を主題としたことがあった。冒頭、柳田は出席者に次のような問いを投げかける。「四人の作中人物のうちのどれかにならなければ
コウカツ君「しかし、何だね。最近はマスコミの質が悪いね。あることないことでっち上げてバカな大衆を左傾化しようという意図が見え見えだよ。」チンシ君「質の悪いのはなにも左寄りのマスコミばかりじゃあるまいよ、君。」コウカツ君「君は何もわかっちゃい
日本に来てからの私の生活はかなり単調。自宅で毎日論文を書いて、一週間に一、二回、近所の図書館まで予約しておいた本を取りにいく。バス代を節約するために30分ばかり歩くのだが、いい気晴らしになる。ほとんど仙人みたいなのだけど、今まで慌ただしい生
体調崩して寝ていたのだけど、なにげに退屈なので暇つぶしに頭に浮かんだことを日記にしてみる。あまり厳密な議論じゃないから眉につばつけて読んでください。ミクシィに「釣り」というのがあるらしい。何を釣るのかと思っていたら、わざと日記に挑発的なこと
首相「不適切」と一部答弁撤回http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=829488&media_id=2すんません。26で結婚した私は「義務」を果たしていません。でも、地球上に人間が増えすぎた今日、これ以上無理して増やす必要はあるのだろうか。少子化が問題になるの
E・M・フォースターのThe Passage to India(『インドへの道』)の書評。かなり内容の濃いお話で、まる一日がかりでようやく読み切った。フォースターの作品は映画化された『眺めよい部屋』しか知らなかったのだが、ヴィクトリア期英国の偽善的・俗物的な倫
歌手の忌野清志郎さんが死去http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=826448&media_id=2あんまり公開日記で人の追悼を書くのは好きじゃない。でも、今回は、単に個人的に残念というもの以上の感慨がある。実は、より冷めた世代に属する私は、RCにしてもその後の