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日記一覧

“本を読んで泣いたことがあるか。そういう問いにたまたま接して考えてみたが、あまり心当たりがない。ちなみに自分は、お涙ちょうだいの映画やドラマなどには滅法弱い。お約束通りに泣く。よく考えると、子どもにマンガ日本昔話を読み聞かせしていて泣いた・

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聖☆外国人 (再掲)
2021年01月28日20:44

日本には「清水伝説」というものがある。身なりのみすぼらしい乞食坊主が村にやって来て、水を一杯所望する。気持ちのやさしい村女は仕事を中断して、遠い泉まではるばる歩いて水を汲んできて与える。水一杯にこれではさぞ不便であろうと、坊さまは・・・聖☆

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昨年、「自助・共助・公助」という言葉が話題になったことがあった。新首相の理念をスローガンにしたもので、まず自助がある。それで足りないところは共助。最後にならないと公助は出てこない。こういう新自由主義的な意味合いが疑われたから、一部の世論は反

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女神たちの憂鬱と文学
2021年01月24日14:36

女たちや男たちが日々抱えている悩みについて、文学はいったい何が言えるのか・・・女神たちの憂鬱と文学|てれまこしhttps://note.com/telemachus/n/n0ba77f969e10

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女が女神になり恋愛が神聖になった。男にとっても女にとってもハッピーエンドかと思うが、必ずしもそうならなかった。今日ではちがった悩みが増えている。どこで間違ったか・・・そして女は魅力的になった /てれまこしhttps://note.com/telemachus/n/n76056b

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目を凝らせ(改題再掲)
2021年01月19日22:36

感性を磨くとは・・・目を凝らせ/てれまこしhttps://note.com/telemachus/n/nebadd1f8532c

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以前は恋愛は必ずしも神聖ではなかった。むしろ、あまりにありふれた俗っぽいもの、卑俗なもの、見苦しいものであった。それがぼくら現代人にとってはもっとも神聖なものの一つになった。どういう行きがかりでそうなったか・・・恋愛の神聖と女性の女神化 /

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絶望の文学で学ぶ国語
2021年01月15日22:25

国語の教科書でぼくらが出会った文豪には若くして亡くなった人が少なくない。そして自殺者が多い。文学通とは言えない自分が今思いつくかぎりでも、北村透谷、有島武郎、芥川龍之介、太宰治、三島由紀夫などの名が思い浮かぶ・・・絶望の文学で学ぶ国語/てれ

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ぼくらは人にぶつかることが多くなってる。働いていても、街を歩いていても、ネットを徘徊していても、イラっとさせられる光景に出会う。それで、他人の言うこと、やることに口を出したくなる気持ちを抑えられない。愚痴や小言がつきない・・・デモクラシーの

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政治の話題は親しい人同士の会話にはふさわしくないと言われてきた。決まり文句や紋切り型の諷刺くらいならよいのだが、あまり本気に議論を始めると感情的になる。せっかくの仲のよい家族や友人の関係に水を差す。誰か無礼な奴が食事の席なんかで政治的な演説

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前回記事にした祖父の魚好きの話が気になって、『魚の文化史』という本を繙いて見た。期待はずれな内容であったが、山国のみならず魚が多くの日本人にとってはめったに口にできないものであった・・・ 魚と日本人 その二|てれまこしhttps://note.com/telem

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「本来真の経験とは、経験ある者が経験を経験しながら経験をしなければならないということを経験すること」「経験とは、経験したくないことを経験することにほかならない」上の二つの引用は、ゲーテの自伝『詩と真実』(岩波文庫、山崎章甫訳)に出てくるセリ

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第二の人生四年目
2021年01月03日18:05

自分は一度は死んだ人間である。肉体的に死ぬ前に社会的に葬られた。そうすると精神もまた死んだ。他者とのつながりを断たれた精神は、もはや外からやってくるものに対して感情的に反応しなくなる。そうなるとあらゆる知も無意味なものに見えてくる。自分のな

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魚と日本人(再掲)
2021年01月01日21:50

おせち料理には甘いものが多いけど、海のものもたくさん入ってる。正月とか祭となるとぜひともナマグサいものを食わねば気が済まないのがぼくたち日本人だが、なぜなんだろう。魚と日本人/てれまこしhttps://note.com/telemachus/n/n40dd6e388d11

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