前回(記事の最後にリンクを貼っておいた)の続きだが、どうやら話がわかかりづらいらしいから、今回は少し後戻りして、趣味と判断力と政治がどういう関係にあるのかについて話をしてみよう。
次のような状況を想像してみてほしい。ある日、きみはひそかに心を寄せている人に美術館に誘われた。喜んで出かけていった君に、その人は今まで見たことのない絵を見せて、「どう思う? 好き?」と感想を求めてきた。
正直なところ、君は絵なんかに関心がない。絵なんかいくら見ても腹の足しにもならんじゃないか、と思っている。そんな無趣味な君だから、美術史なんか学んだこともないし、技法や様式に関する知識もほぼ皆無である。
そんな君が頼りにできるドラえもんならぬグーグル先生がいるんだが、まさかその人の前でスマホ検索するわけにもいかない。
まさに自分の趣味、純粋な判断力が試されているのである・・・
誰とどんな世界に生きたいか選ぶこと/てれまこし
https://note.com/telemachus/n/ne16eb7ffa220
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