mixiユーザー(id:3450342)

2020年01月18日10:25

144 view

📖 芥川賞と直木賞 📖 

「若さ」第522号
※ 四方山話 ※

本 芥川賞と直木賞 本

   第162回芥川賞と直木賞(日本文学振興会主催)の選考会が1月15日夜、東京・築地の料亭・新喜楽で開かれ、芥川賞に古川真人さん(31歳)の「背高泡立草」(すばる10月号)、直木賞に川越宗一さん(41歳)の「熱源」(文芸春秋)が選ばれました。 

 芥川賞の古川さんは、昭和63年(1988)福岡市生まれで、高校時代から小説を書き始め、国学院大学では近代日本文学の研究会に所属。
 平成28年に「縫わんばならん」で新潮新人賞を受賞してデビュー、今回で芥川賞候補の4度目でした。
 受賞作は、一貫して書いてきた九州の島に本家がある一族の物語。濃密な方言を多用しつつ、草刈りに来た家族の意識と、その島にまつわる江戸時代から現代までの記憶を交互に描いています。

 直木賞の川越さんは、昭和53年(1978)大阪市生まれで、京都市在住。
 龍谷大学部文学部史学科中退。平成30年(2018)「天地に燦たり」で松本清張賞を受賞してデビュー、平成31年、2作目の「熱源」が山田風太郎賞の候補に入り、本屋が選ぶ時代小説大賞を受賞。       初めて直木賞の候補となっていました。 
 受賞作は、樺太(サハリン)で生まれ南極探検に赴いたアイヌ民族の男性と、ポーランドの文化人類学者を主人公にした歴史小説です。
 副賞は各100万円で、贈呈式は2月下旬に東京都内行われます。

❀ 歌会始め ❀

   1月16日、皇居・宮殿で新年恒例の「歌会始の儀」が開かれました。
 令和初で皇后雅子さまの出席は、平成15年以来17年ぶりでした。
 今年の題は「望」で、天皇陛下や皇族方、入選者10人らの歌が披露されました。
 退位した上皇様と上皇后美智子様は出席を控え、和歌も提出されませんでした。

 天皇の歌:「学舎にひびかふ子らの弾む声さやけくあれとひたすら望む」。

 皇后さまの歌:「災ひより立ち上がらむとする人に若きらの力希望もたらす」。

 来年の題は「実」で(実る、実験、果実のような使い方でもよい)、締め切りは9月30日(消印)までに郵送。

雪 冬の楽しみ 雪

   暖冬と言っても朝は寒く、折角温まった床から抜け出すのには勇気が要ります。
 特に寒がりで冷え性の私は、眼が覚めても暫くは布団の中で外の様子を窺いながら、別れを惜しむタイミングを図っています。

 晴れた日などには、日の出早々から鵯が枕元まで来てピーピーと騒ぎ立てます。
 煩いなあと思いながらも天気が良いという情報?!をもとに、その日の作業?目標や服装などを考えながら、一晩馴染んだ寝床に別れを告げます。
 夏や秋の虫もそうですが、雨の日・雪の日には鳴き声がありません。
 そろそろ朝の筈だが・・・と耳を澄ませるとポツポツと雨音、もう一眠りするか・・・という事にもなります。
 雪が降った後などには、窓際の葉牡丹を食べに手の届く近くまで鵯が夫婦でやって来ます。
 また、雀より小さい美しい小鳥が山茶花の垣根に集まって来ます。
 冬の寒さが小さな楽しみを演出してくれています。

★ 台湾総統選挙 ★

   台湾総統選挙は1月11日に投開票され、中国との統一を拒否する与党民進党の現職・蔡英文総統(63歳)が、対中融和路線の野党国民党の韓国瑜氏(62歳)らを大差で破り再選されました。
 これには昨年来香港で続いている反中国抗議デモ(ネット情報社会)を追い風に、蔡氏は「1国2制度を拒否する」と訴えて勝利しました。
 選挙の結果は、蔡英文氏が約820万票(得票率57%)、最大野党の韓国瑜氏が約550万票(得票率39%)でした(蔡氏と韓氏で96%)。

● 混戦の初場所 ●

   大相撲初場所は、序盤から荒れ模様。横綱の「白鵬」「鶴竜」は負け込んで早々に休場。
 安定感抜群と目されていた関脇「朝乃山」が2敗。
 誰が優勝しても不思議ではない、潰し合いのまま後半戦へ。
 結びを務める大関へ復帰の「貴景勝」(23歳)、相撲感の冴えてきた前頭筆頭の「遠藤」(29歳)あたりが賜杯かも?!。

※ 今日は何の日 ※

18日 平成27年(2015) 民主党代表に岡田克也(61歳)。細野豪志、長妻昭と3立候補。
 決戦で細野・120、岡田・133:逆転勝ち。
 (平成21年・民主党初政権・鳩山由紀夫代表。22年・菅直人。23年・野田佳彦・衆院選、敗北下野。自・公政権復活。24年・海江田万里・衆院選、落選。27年・岡田代表)。

19日 万延元年(1860) 咸臨丸が遣米使節団を乗せて品川を出帆。
 軍艦奉行・木村摂津守、艦長・勝海舟、ジョン万次郎、福沢諭吉など水夫を含めて全96人乗船。   3月17日、米・サンフランシスコ着。日米修好通商条約締結。
 咸臨丸:安政2年(1855)オランダで起工・4年に就役。明治4年(1871)退役(沈没)。要目:620排水トン。長さ48.8m。幅8.74m。3本マスト(帆)、蒸気機関・100馬力(入出港のみ使用最大6節)。砲:12門。

19日 文久2年(1862) 森鴎外誕生。夏目漱石と日本近代文学の双璧。軍医総監をも務める。大正11年(1922)7月9日・没。満60歳。

22日 平成29年(2017) 大関“稀勢の里”悲願の初優勝(14勝1敗。30歳)。
 横綱白鵬が34回優勝・新記録。初場所13日目で大関稀勢の里との取直しで勝って全勝。
 25日の千秋楽を待たずに優勝した。  先場所の優勝で大鵬の33回と並んでいた。

23日 明治35年(1902) 八甲田山・雪の行軍で、弘前の兵士199人死亡。

23日 平成27年(2015) 横綱白鵬が34回優勝・新記録。 初場所13日目で大関稀勢の里との取直しで勝って全勝。25日の千秋楽を待たずに優勝した。 先場所の優勝で大鵬の33回と並んでいた。

23日 平成30年(2018) 草津本白根山が噴火(群馬県・2171m)。噴石により訓練中の自衛隊員が死亡、スキー客ら18人が負傷(25日現在)。

24日 昭和32年(1957) 「宗谷」第一次南極観測、定着氷を爆破、チャージングを続け、これ以上前進不能の地点(南緯69度、東経39度)にアイスアンカーを入れて接岸した。
 犬ゾリ隊による偵察を開始。

※ 季節の句 ※

             蝋梅や  雪うち透かす  枝のたけ     芥川龍之助

             かもめ連れ  鱈船二艘  戻り来る     川村澄江

             正月や   山鳥はしゃぐ  庭垣根        若さ

                                       以上・「若さ」第522号 









4 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する