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2020年09月22日02:56

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自分のルーツについて考えてみた

あろひろしのルーツを考えてみる


「魔法文明が栄えていたら 君は『科学』という『迷信』を信じるだろうか」(映画ドラえもん「のび太と魔界大冒険」予告より)
劇場でこの予告のセリフを聞いたとき、わしは感動し文字通り目から鱗のカルチャー・ショックを受けた。

以前からわしの作風に大きく影響を与えたのは星新一のショート・ショートだったということは何度か言葉にしてきた。
もちろんその外に、いろいろな小説や漫画、映画などから影響を受けた。
例えば『価値観をひっくり返す』ということを主に永井豪先生から、『日常にSFを持ち込んでエンターテインメント』を展開することを藤子F不二雄先生から学んだのだが。
今思い返すと、わしの作家としてのテーマというか根底になったのはこの時に代表される感動を誰かに与えたい、「誰かにカルチャー・ショックを与えたい」という思いだった。

勿論わしごときがそう簡単にコペルニクスの真似事ができるわけではないが、一部分でも「今までになかったものの見方」をシャカリキになって探す作業の連続がわしの作品作りの根幹だったと思う。

まあ、同じシーンやセリフを観てもショックを受ける人もいれば「ふーん?」とスルーしてしまう人もいるから、わざわざカルチャー・ショックを与えたいなどというのは思いあがった発想だったのかもしれないが。
少なくとも未だに「あろひろし」の名前を憶えていてくれる人の頭の中には何か残せたのだろうと思っていいのかな。と判断している。
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