ワンダフルワールドのワッペンシャツをゲットしました。見たことがない型だったので僕がメンズカネコイサオを買っている時代の服なのかなあと思ってましたら、なんと1997年春の作品でした。へえ〜!
↑全体
↑チェック
言われてみたら、ワンダフルワールドのワンピースにこういうチェックを使ったお洋服があったような…。当時、僕はワンダフルワールドの渋谷パルコ店で主に買い物をしていました。メンズは型数がほとんどない上に単価がそれほどでもありませんので、お店の人に「これはメンズ企画です」と言われたシャツやTシャツなんかは3色買いしとかていた時期です。この頃はお店で絵型を念入りにみていたけじゃないので存在を知らない服ももちろんありましたけど、これなんかワッペンシャツなんだからご紹介があってもよさそうですが、入荷がなかったのか、ふつうに売り切れていたのかなあ。
↑ワッペンの配置に注目
金子さんのワッペンの配置はいろいろ面白く、今回のような四角い配置は基本的に正位置ですが、たまに逆についているものがあります。1色しかないので付け間違いかどうか検証できませんが、ほかの服でもわざと逆位置で縫い付けているのがあるのでデザインなのでしょう。
逆位置といえば、日光の東照宮に柱がさかさまのものがあります。修学旅行のときこの柱の前で「ものごとが完璧なのが良いわけではない。だからあえて間違えに見えるようにした」と説明を受けたことを覚えています。僕が創造をするときのアンバランスさかげんとか会社で企画をするときの「逆さまからの視点でものごとを見返す」作業はこの時が原点になっています。そう考えてみると修学旅行で文化財をめぐるのって、やっぱり意味や意義があるものなのですね。
大人になってみると「逆柱」には魔除けの意味があったり諸説あることを知るわけです。よしあしのバランスを含め金子功さんはやはり日本ならではの伝統を大切にされているというか、はっきり主張しなくてもルーツになっているんだろうなあと感じた作品です。
まあ、そんな難しいこと考えずにパープル×グリーンって合わせやすくて、この春はヘビロテでした♪
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